Cinderella Shoes CAMP!インソール調整1回目 〜思いも寄らぬ特殊な特徴が発覚!〜

こんにちは。

ヒール選びのパーソナルトレーナーの、松本久美です。

Cinderella Shoes Lab.はぴったりのハイヒールを求める女性のためのフィッティングサロン。

本日も足と靴に関する情報をお届けしていきます!


現在の状況に合わせて、プラン変更のご提案。

実は、RK様にはこちらからご提案をしました。

以前、メッセージを頂いた時にCinderella Shoes Lab.での計測後に

セミオーダーの靴を複数購入されていたので、

「インソール調整」の集中講座にしませんか?と。

なぜなら、RK様の現在のお手持ちの靴を拝見した所、

大きく外れているものが無かったのです。

 

以前、コースの中にあった「測定&調整」のバリュープラン。

こちらにお申し込みのお客様はなんと70%以上が調整に進めないと言う事実がありまして、

このプラン自体を廃止してしまいました。

でもそれは、調整できる範囲を超えるくらい、大幅なサイズ間違いの靴をお持ちになるからなのです。

 

RK様は、Cinderella Shoes Lab.の計測からも一年半ほど経っていて、

元々の靴好きも高じて、セミオーダー(フルオーダーも!)の靴をたくさん購入。

セミオーダーはさずがにきちんと計測してからオーダーしますので、

調整できないほどのサイズ間違いは起きませんし、

自分でどの位の圧迫が必要かと言う体感も、もう習得済み。

 

でも、前々から言っているサイズ問題”以外”で起きるトラブルは起きるわけです。

(※詳しくは上記クリックしてください!)

だから、「私サイズで作ったのに、それでも合わない…!」と言う事が起きるんですね・・・。

で、ここの問題の解決には「インソール調整」の出番な訳です。

この後どんなに「靴選び」を頑張っても、(特に細幅の方は元々の靴の種類も少ないので)

”物が存在していない”と言う壁にぶつかってしまうでしょう。

だから、ソコソコまでのサイジングが合えばインソール調整で合わせた方が現実的なのです。

 

回数は変わらず8回。

その全てを調整に使うと言う感じで進めることにさせて頂きました。

(※これは本サービスでも、該当者がいれば変更可能です。ぜひご相談ください。)

一足目 トレーナーの調整 〜フィッティングチェック〜

一応、お手本ということで一足目は、トレーナーが調整を行います。

この時に、大体の足の特徴を把握します。

だから、後半教える時に

基本 + その方の独自の”絶対外しちゃいけないポイント”

を、お教えする事が可能になる訳です。

さて、今回の靴はこちら。

シンプルでキレイなパンプスですね!

商品は、「伊勢丹・三越グループ」のプライベートブランド、

「No.21(ナンバートゥエンティワン)」の中の、

セミオーダーシリーズ「Yore Shoes.(ユアシューズ)」です。

6cmくらいの細めのヒールで、足囲は”A”を選ばれていました。

 

これ、ウチのフィッティングチェック表なんですが、成績はまぁまぁいい感じ。

ちょっと気になるとしたら、以下の点。

  • 足囲が若干ゆるい
  • ボールジョイント位置が、少々前ズレ
  • 小指が当たっている

また、RK様から聞いた履いた時のトラブルはかかとの靴ズレが起こる事。

チェックの際に小指が結構がっつり当たっていたんですが、

実はYKさんはここがあんまり痛くない人なのです。

だから、インソール調整の目的は「かかとの靴ズレを取る。」

これが主の目的になってきます。

さて、このかかとの靴擦れ。

以上の情報から仮説を立てて行きますが、考えられるのは以下のような点。

  • 足囲が緩いために前滑りして、かかとに緩みが出て動き、靴擦れになる。
  • ボールジョイント部の前ズレによってかかとが抜けそうになり、擦られて靴擦れになる。

この仮説に対して、今後色んなインソールを使って対処をしていくのです。

カカトの靴ズレがどうしても収まらない?

このインソール調整の工程は、全部で3時間くらいあるので全部は撮影していません。

なので、ここからは既存の靴の画像も交えてお話しして行きます。

まず最初にやるのは、3つのアーチを整える事。

この、インソールの選び方にも、位置の決め方にも色々とルールがあります。

一人一人違っていて、全く同じになる事は絶対にありません。

同じ人の左右でも違うのですから。

そして、緩かった足囲部分にも前敷きを詰めて、フィット感を高めて行きます。

徐々に、かかとが動くという事が軽減されて来ました。

 

ですが、試し履きを繰り返しても、最後の最後でかかとの「動き」が解消されません。

前敷きは、足囲Aの靴に、すでに3枚入った状態。

足って思った以上に縮むので、若干ゆるいかな〜?という状態でも3枚も入ってしまうのです。

前敷きは4枚までが限界だとお伝えしています。

それ以上になると、(もっとも少ない方がより良いのですが)

足が靴に推し潰されていくために、あまり足に良い状態ではありません。

全体的に包み込むのが最適であり、前敷きを入れるという事は

横幅は変わらずに厚みだけがどんどん薄くなる状態ですから。

そのギリギリ手間の3mmまで入れた状態で、フィット感を見てもこれ以上前敷きを増やす事は出来ない。

でもまだかかとの動きは微妙に残っている状態・・・。

さて、どうしたものかと色々と考え、

土踏まず付近や、かかと付近のパッドを色んな仮説を立てながらいじって様子を見ていました。

そこで、わかって来たのがカカトの動いている方向です。

「上」ではなく、「前」なのです。

これは、私も初めての経験。

ただ、細幅靴のショショット様といとど色々お話しさせて頂いた時に、

この「シャクトリムシ歩き」のお話を聞いておりました。

この対応の方は歩いている時に、土踏まずの伸縮が普通の方よりもかなり大きく動くのです。

ちょっと驚きですが、ここの関節「リスフラン関節」という場所があるのですが

ここが大きく曲がるのです。

リスフラン関節って、関節として認識が無いくらい、

見た目にはほとんど曲がっていないように見えますがれっきとした関節。

ちゃんと曲がる機能があるのです。

具体的には、足首の関節と連動して足の上下や内外の動きを作っています。

今回の特徴は、どうやらココが非常にしなるタイプの方だという事のよう・・・・。

なぜなら、どうやって動いているのか靴を手で固定して足首を歩くときのようにあげてもらったときに、

かかとは脱げていないのに、くるぶしの下あたりが上下しているのです。

そして、その上下運動が靴の内部にあたり、擦れ、靴擦れになっているようでした。

カカトの動きをどうやって止めるか。

では、このカカトの動きをどうやって止めるのか、という事を考えていきたいと思います。

パンプスは甲に覆いが無いので、上から押さえつける事は出来ません。

だったら、下から支えるしか方法がありません。

一旦試しに、土踏まずのアーチパッドを普通サイズから中サイズに変更。

少し、カカトの動きが止まりました。

おお。これは行けるか?!という事で、まだ動くので今度は特大サイズに。

かなり上下運動が止まりました。

でも・・・・、でも、まだ動く・・・・・!!

どうするか、かなり悩みましたが・・・・。

特大サイズに+普通サイズの激盛り状態に。

ダメならすぐに取り外すつもりで、ダメもとで入れて見たところ、RK様的にはかなり快適な状態だとの事。

そう。

このタイプの方、稀にいるのです・・・・。

普通なら、こんなに土踏まずに持ったら足底筋膜炎起こしちゃうんじゃない?!ってくらいの

激盛り状態を好む方。

先日参加した、理学療法士向けのセミナーでもココは人によって、

盛る方が良い人と、絶対持っちゃ行けない人がいると言う事を習いましたが、

そう言うことか・・・と。

 

ウチは必ず何度も何度も、外出してかなり早足でラボの周辺をテスト歩行してもらうのですが、

こちらも問題なし。

マジか〜・・・。となりながらも、今回はこれで固定をする事に。

ただ、これは今回長期プランだから、と言う点もあります。

この調整は、Cinderella Shoes CAMP!のプランの中の3回目に当たります。

4回目は「再調整」が待ってるんですね。

全く問題なければ、再調整は省かれますが、少しでも問題があればまた再度調整を行います。

だから、いきなり長時間履かないで、少しずつ慣らしながら、

時間を延ばしていって欲しいと言うお願いをして終了となりました。

その他、色んな発見があったこの日。

RKさんの手持ち靴の中に、うちの業界ではソコソコ有名な手作り靴の先生がいらっしゃり

その方の靴も実はご持参下さっていたのです。

最初のRK様の感想は、「脱げてしまって履けない」と言うもの。

フィッティングチェックを行なった際、確かに足囲が緩すぎて、

「え?これでセミオーダーシューズ?」

と言う感じでした。

RK様自体も、脱げそうなので買ったは良いけど履けないと思い、

クロゼットに寝むらせていたそう。

でも、ハタと気がついたのです。

その靴、今回の調整の結果と全く同じ、土踏まずの激盛りがされているんです。

で、RK様にもう一度その靴を履いてもらったところ、

「え・・・。脱げない・・・?!」

足囲の締め付け自体はそんなに変わっていないのに、脱げずに足に付いてくるのです。

これは私も驚きでした。

どうやら、その先生は歩行も見た上で靴を作られるので、

RK様のこの歩き癖をわかった上で作られていたのでしょうか・・・・??

足って靴を履いて体重がかかって、しばらくして徐々に靴の形に変化していきます。

最初、ちょっと足入れをして「脱げちゃうな。」と思ったRK様は

その靴で外出まではされたことが無かったそうなのです。

だから、アーチが高く変化するまで履いていないのですね。

もし、本当に歩行の癖からアーチの激盛りをしていたのなら、

今回のCinderella Shoes Lab.での調整が無かったらこの靴の

真価を発揮できなかったかもしれません。

でも、無骨な感じの靴職人ぽい話だなと思いました 笑

ある程度履いてから効果が現れるなんて、一般の方には絶対にわからないし

足をいれた瞬間に心地悪いと普通は履かなくなるものです。

そこ、ちゃんとお客様にレクチャーしないと、折角のその方の職人としての腕前が正確に伝わらないよな〜・・・、

なんて思いました。

 

まだ、長期利用後にどうなるかはこちらでも解らないのですが、

私にとっても非常に勉強になった回となりました。

 

また、次回のレポートをお楽しみに!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Written by Kumi Matsumoto

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