どんな靴も全部合わない!という方、足が時間差で縮んでいる?!

Shoe trouble 靴選びの教科書

こんにちは。

シンデレラシューズはぴったりのハイヒールを求める女性のためのフィッティングサロン

今日も、足と靴に関するお話をしていきたいと思います。


いや〜、ブログの更新は間が空いちゃいましたが、

メルマガは結構頑張ってるんですよ。

実は、今日の内容もメルマガでは先にお伝えしていた内容なんです。

定期的に情報が欲しいという方は、ぜひメルマガの方にご登録くださいね〜。

 

さて、本題ですが、うちのブログでもかなり人気記事の「こんにゃく足」について、

今日はお話ししたいと思います。

というのも先日、以前来てくださった「こんにゃく足 重度」のお客様が、

施術後の経過報告を送ってくださったんです!

いやー、本当にありがとうございます…!!

私に感想送っても特にメリットない(笑)にも関わらず、本当に感謝です。

ありがとうございます!!

こんにゃく足についてはこのブログ記事にも書いてはありますが、

結構前に書いた記事なので、その後色々わかったこともあります!

なので、今回はそんなこんにゃく足のお話。

………………………………………

そもそも、こんにゃく足って何かというと・・・・・、

 

 

…実は定義はありません!

「柔らかい足の人」の総称みたいな感じ。

かなり曖昧です…。

 

誰が言い始めたのか、それもよく解らないんですよね。

でも、「こんにゃく足」って上手く足の状態を捉えていてキャッチーで覚えやすい!

これ、最初に言い始めた方、すごいネーミングセンスあると思います。

 

で、そのこんにゃく足ですが「柔らかい」以外にあんまり定義もないので、

よく同じ物とされるのが「開張足」です。

開張足は立派な症状名。

 

診断はお医者さんしか出来ません。

外反母趾とかと一緒です。

 

たしかに開張足って、本来ならあるはずの横アーチが落ちている足なので、

落ちたアーチを手でぎゅうっと掴むと戻るんです。

※私も軽く開張足です↑

もちろん誰でもある程度縮みますが、

開張足の方は普通の人よりも大きく伸び縮みするので、

柔らかい足と言っても全然間違いじゃないんです。

 

でも、実はもう一つの別の原因で足が柔らかいタイプの人がいまして。

 

そのもう一つは、遺伝的に身体の「靭帯」が柔らかい人。

子供の頃、クラスに1人くらいは居ませんでした?

ブリッジしながら手で足を持てる子とか!

以前に書いたこんにゃく足の記事の後半でも

掌を折りたためる方の(衝撃w)画像を載せていますが

全体的に色んな関節が柔らかい傾向があります。

 

で、一応シンデレラシューズでは「開張足」と「こんにゃく足」は別物という事で、

分けて考えています。

※あ、ウチで作ったオリジナルルールです 笑

他で言っても通じないのでご注意を!!

 

違いは筋肉か、靭帯か。

  • 開張足 → 筋肉が弱ってアーチが落ちた状態。
  • こんにゃく足 → 靭帯が柔らかくて、足の骨が自由に動く状態。

靭帯ってよく聞くけど、何者かっていうとこれです↑(水色の部分)

骨がバラバラにならないように骨と骨を繋ぐ役割を担っています。

で、筋肉はコレ↑(水色の部分)

役割は指を曲げたり伸ばしたりと、主に体を動かせるのが仕事です。

 

開張足は筋肉が弱ってるから筋トレすれば回復します。

(でも、開張足の改善はあんまり大きく動かない筋肉なので、めっちゃ難しいです・・・)

筋トレって要するに筋肉を伸ばしたり、縮めたりの連続を繰り返す事です。

筋肉はその動きを司っている部分を動かす事で強化されるんですよね。

 

でも、こんにゃく足は「靭帯」なので、動かない!!

筋トレしても治る可能性が限りなく低いと思われます。

 

靭帯は以前は強化できないと言われていました。

でも、最近では筋トレをずーっと続けると、

その先に靭帯強化も可能になるらしいですよ。

 

これは、朗報ですよね!

でも、筋肉がついたその先となると、すごい量のトレーニングが必要になりそう…。(苦)

靭帯強化のトレーニングってググると、

バーベル上げとか、かなり負荷の高いハードなトレーニングが出てくるんですよね…。

あくまで、ネット上の情報だけしか私もまだ取っていないので断言はできないのですが。

 

でもまぁ、私も開張足改善を試みて色々トレーニング積んでますが中々大きな変化は難しい!

無理じゃないと思いますが、か・な・り難しいとは思います・・・。

でも、自覚ある方はやった方が絶対いいですけどね!

靭帯強化まで行かなくても、筋肉強化だけでも十分今ある問題は改善する可能性大ですから。

 

で、そんな柔らかいこんにゃく足の人がパンプスを履くと、

体重を支える「足囲」という場所がこんにゃくみたいに柔らかすぎて、

ズルズルーっと前滑りしまくります。

詳しい「トラブルが起こるメカニズム」は前の記事でご確認を。

 

 

そして、もう一つのこんにゃく足の厄介な特徴。

これが解ってきたのが最近ですね。

 

それは、時間差攻撃!

こんにゃく足は、徐々に足が小さくなります。

靴を履いてないと、足の大きさはあまり変わりないんですが、

靴を履くと足に締め付けが加わりますよね。

すると、どんどん小さくなっていくんです。

 

これは本物のこんにゃくほどにすぐには縮みません。

徐々に、徐々に…、縮みます。

ちょうど似てるのは低反発の枕。

低反発枕って、思い切りバン!と叩いても変形しませんよね。

でも、弱い力でもずぅーっと力をかけ続けると徐々に沈んでいきます。

そして、手を離してもしばらくは沈んだまま。

 

こんにゃく足も同じで、靴を履いた直後はぴったりに感じても、

時間がたつと足が縮んでブカブカ状態。

で、この縮み方にも個人差があって。

だいたい、こんにゃく足の重度の方は最大と最小で足囲が3〜4サイズ位縮むんですが、

これが5分くらいで縮む方もいれば、朝から夕方までかかる方もいる。

 

長くかかる方は判断が難しいですね…。

店頭の試着なんかでは、殆ど予測できないと思います。

 

考えてみてください。

試着した時と、数時間履いた後では4サイズも足の大きさ変わるんです。

今回は横幅のサイズの話ですが縦サイズで考えると

4サイズって22cmと24cmですから…。

朝は24cmの足が、靴を履いたら実は靴の中で22cmになっている。

みたいなものです。

↑これが横幅で起こるんです。

そりゃ〜、合うはず無いよなぁって、誰でも思いますよね(@_@)

………………………………………

さて、こんなに厄介なこんにゃく足。

うちのサロンでも対処法は1つしかありません。

厚み違いの中敷(1mm/2mm/3mmなど)を複数枚持ち歩いて、足が縮んできたら厚いものに変えていく。

これは自分でできるので、自分がこんにゃく足だって解ってる方は是非やってみてください。

こんな感じで、厚み違いで売っていますので。

でも、これはこんにゃく足じゃない人がやってもあんまり意味ないです。

そして、痛くなる場所はこんにゃく足の方も、他の原因の方も

ほとんど変わりないのでやっぱり計測してみないと解らないです。

 

だから、まず「知る」ことって大切だなって今回の感想を見ていて感じました。

今回、感想を送ってくださったNさんは自分がそうなんだと知った」事

気持ち的にとても楽になったと言ってくださいました。

そして、普通の計測通りのサイズでは合わないという事がわかり、

細幅靴を探して試着する、という次の行動に移ることが出来たんですね。

 

たしかに、

これもダメ、あれもダメ。
色んな情報を調べて、今度こそはとオーダーに行って、高価な靴を買ってみてもまたダメ…。

これが延々と続くと疲弊しますよね。

Nさんは自分がこんにゃく足だ、と知ってから色んなお店に行って試されたようです。

残念ながら、シンデレラシューズで習った「セルフチェックの4STEP」を

全てクリアする靴には出会えていないようですが、

見るポイントが解っているので、その内出会えるのではないかと思います・・。

 

実は、この行動されているという点も、私はすごく嬉しいんですよね!

あぁー、やってて良かったーと思います。

 

まだまだ、私のこんにゃく足さんとの対峙は続きます・・・。苦笑

ウチのお客様でもこんにゃく足の方、そこそこ人数いるので

「対処法が見つかったら是非!!連絡ください!!!!」って言われている方もチラホラ 笑

 

でもまた、これが難しいんですけどね・・・。

これからも頑張って考えていきたいと思います。


Written by Kumi Matsumoto

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