あなたの歩行中の音はどんな音?音でわかる歩き方チェック。

It shoes! 靴選びの教科書

オフィス街に行くと、街中にはたくさんのパンプスの女性たちがいます。

通常、パンプスを履いている時の音は「カツ・コツ」という感じ。

短くて歯切れのいい音です。

ヒールのあるパンプスで、洗練されたオフィス街を「カツ・コツ」と早足で颯爽と歩く姿は、いかにもデキる女性の象徴。

ヒールはただその長さの分だけ足が長く見えるだけではなく、

姿勢から変わってくるのでフラットシューズの時とは別人の様な見え方になります。

憧れる方が多いのはきっとそのせいでしょう。

でも、そんな素敵なはずのヒールパンプス。

実はフラットシューズを履いているよりもカッコ悪く見えてしまう事もあります。

その見分け方で少し気にして見て欲しいのが、音なんです。

オフィス街の沢山の通行人の中に、たまに違う音をたてている方がいます。

それは、

ガガッ・ガガッ・・・

という、地面を引きずる様な音です。

(または、ザシュッ・ザシュッという感じの音の方もいますね。)

正直、あまり美しくない音です・・・。

でも、そんなに人が振り返るような大きな音ではないし、歩くたび毎回音がするわけでもありません。

3〜5歩に一回くらい、靴が引きずられるような音がする。

少しだけ気をつけて耳を澄まして見てください。

こんな方は街中でよく見かけます。

でもこの音、音として美しくないだけでなく、足に色んなトラブルも招いてしまいますので

注意が必要なんです。

さて、あなたの足音は大丈夫ですか?

普通のパンプスの音は?

「カツ・コツ・カツ・コツ・・・・」というのが、よくあるパンプスを履いた女性の足音ではないでしょうか。

この音は、よく聞いてみると一歩につき二つの音が鳴っています。

一つ目の音は、ヒールが地面に触れた瞬間の音。

→「カツ」の「カ」の部分に当たるちょっと高めの音です。

二つ目の音は、靴の底面が地面に触れた時の音。

→「カツ」の「ツ」の部分に当たる、さっきよりはちょっと低めの音。

この音が鳴っていれば、概ね、かかとからつま先への重心移動はできていると思われます。

(こちらは縦の運動のみのお話ですが。左右のブレはまた別のお話です。)

では、前述の「ガガガッ」という足音、これはどんな時に起こるのでしょうか。

音の正体は着地の場所!

この「ガガガッ」という音がなる歩き方は、通常の体重移動である、

「かかとから着地して、つま先に抜けていく」という軌道が保てず、

足裏全体に一気にベタン!ベタン!と体重を乗せる歩き方です。

言葉だと解りにくいので、動画を作ってみました。

いかがですか?

この動画の中の、二つ目の歩きかた「引きずり歩き」が、ガガガッという音の正体です。

正直、かかとが抜けてしまう靴ではどんなにウォーキングの訓練を積んでいてもこの引きずり歩きになってしまいます。

シンデレラシューズのサロンにも、たまにウォーキングの先生がいらっしゃるのも、その為なんですね。

どんなに歩き方を教えても、靴があっていなければ上達しないという事です。

そして、この歩き方実は誰の歩き方かというと・・・・、

足腰の弱くなった、おばあちゃんの歩き方なんです。

動画の二つめの歩き方、顔は写っていませんがなんか元気がある様には見えないですよね。

この歩き方をずっとしていると、歩くための筋肉も落ち気味になるのでしっかり地面を蹴って歩いてくださいね。

また、音の話に戻ると、正しい歩き方の「かかとから地面に着地する」瞬間が、「カツ」の一音めの「カ」にあたり、

その直後に指の付け根で地面を蹴り上げる時の音が「カツ」の2音目の「ツ」にあたります。

この音が規則正しくなっていれば、まずは第一関門クリア、という感じですね。

ただ、歩き方は奥が深く、足裏の重心などと深い結びつきがありますので

これだけでオールOK!とはなりません。

まずは引きずり歩きはとても良くないのでそれのチェックに使ってくださいね。

もし、ぴったりの靴と、そうでない靴を持っているなら、音を比べてみると良いでしょう。

ぴったりの靴の方があの、「カツ・コツ」というカッコいい歯切れの良い音がするはずです。

 

シンデレラシューズでは、キレイに歩けるためのぴったりの靴選びをサポートしています。

ぜひ、一度ご相談くださいね。

 

Written by Kumi Matsumoto

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