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こんにちは。
シンデレラシューズはぴったりのハイヒールを求める女性のためのフィッティングサロン。
本日も足と靴に関する情報をお届けしていきます!
7割が間違っている、足のサイズ。
さて、以前から何度も書いていますが、
サロンのお客様でもよくいらっしゃるのが、「1㎝以上のサイズ(足長)間違い」の方です。
※昔もこの記事書いていますがね・・・。
今回の「サイズ」とは足長の事。
足長とは一番基本となる、足の縦のサイズの事ですね。(詳しくはこちら)
本当の足のサイズは23㎝なのに、靴は24~24.5㎝(稀に25㎝位を履いている方も)
くらいの靴を長年自分のサイズだと思い込んでいる方です。
きちんと数えてはいないのですが、
1㎝の間違いが約20人に一人位はいらっしゃるイメージです。
1.5㎝以上の間違いも30~40人に一人くらいの感じ、
2㎝間違いは、確か過去二人いますね・・・。
どうして2㎝も間違ってしまうのでしょうか?
因みに2㎝間違いだった方は、カカトに指が2本くらい入る大きな空間が空いています。
もちろん、カカトがついてくるハズもなく、パカパカするので
靴の上からはめるタイプのベルトを常用していらっしゃいました。
↓こういう奴ですね。正直あんまりオシャレではないと思います・・・。
ちょっと異常だと思いませんか?
なぜ、こんな事が起こっているのでしょうか・・・・?
今回は、その原因の一つについて書いていきます。
そんなの絶対ムリ〜〜!!
足長間違いだった方に、実際の足長をお伝えするとよく言われるのがこの台詞。
「え〜〜〜?!24.5㎝でもキツイのに、23㎝なんて絶対無理!足が入らないです!!」
まぁ、そうですよね 笑
特に大幅に間違っていた人ほど驚きますよね。
だって、ずっと24.5㎝履いてて、それでも痛くて、
もっとサイズを上げようか、もっと幅広の靴を探そうか、と思っていたのに。
いきなり23㎝って言われても面食らいますよね。
あと、もう一つ、よく言われるのはコレ。
「足は23㎝だけど・・・、靴は24.5㎝でいいってコトですよね?」
・・・良くないです! 笑
23㎝の足には、23㎝の靴を履いてあげてください 笑
なんで、そこでサイズ変えちゃうんでしょ? 爆笑
(※↑このサイズ表記は日本製のパンプスに限ります。)
普通ならMサイズの体に、Mサイズの服着ますよね?
私の体、MサイズだからLサイズ着よう〜!ってならないですよね??
でもなぜか、靴ではそういう事が起きてしまうんですね。
なんでかな〜と思っていて、お客様にヒアリング・フィッティングテストをして行くと分かった事。
それは、
靴の先まで指が入ってない。
コレが原因の方が沢山いらっしゃったのです。
靴の先まで指が入ってないってどういう事?
さて、こう言われても良く分からないと思うので、解説して行きましょう。
本題に入る前に、パンプスのフィッティングの基本のお話をしておきます。
↑この様に緑のラインの位置に足があればとってもフィットした靴になります。
ポイントは以下の3つ。
- 爪先に足が入っていない捨て寸が1㎝以上確保されている
- かかとが抜けない、でも食い込んでいない
- 足の曲がる場所と、靴の曲がる場所の位置が同じで足裏がフィットしている
この適正位置に足があると、とってもはき心地の良い靴になります。
で、最初に話を戻しますが靴の先まで足が入っていないってどういう事かというと
この爪先の捨て寸が長すぎる状態を指します。
↑この状態、上の緑よりも足がかかと側にズレているのがわかるでしょうか。
”なんらかの原因”でこの状態になってしまった場合、そのままだとかかとが入らなくなってしまい
サイズを上げるという選択肢しかなくなってしまいます。
では、そのなんらかの原因はというと・・・?
理由は大きく分けて2つ。1つ目は幅の問題。
1つ目は、足が靴の足囲(詳しくはこちら)よりも大きすぎた為に足が入らないケース。
足囲はEとかEEとかそういうやつですが、3E〜4E位の方だと
一般的に売られているサイズの足長のあった靴を履くとキツくて入らない!という事が起こります。
もし、Aさんが23㎝の足長で、足囲が3Eだったとしましょう。
この時、
「横幅がキツイからやっぱり、24㎝にするしかないですよね?」
という方がいるのですが、NO——–!!!ですからね! 笑
だって、ブラジャーのカップとアンダーで考えてみてください。
アンダーがキツイのに、カップ上げましょうってならないですよね。
今回、合わない原因は「足囲」。
でも24㎝は「足長」の事です。
全く違う場所なんですね。
「足囲がキツイから、23㎝から24㎝にあげる」と「アンダーがキツイからカップのサイズ上げよう」は
ほとんど同じ意味です。
ブラジャーなら、それっておかしい!って女性ならすぐに解るはず。
でも靴になると急に最もらしく聞こえてしまうから不思議ですね。
足囲がキツイ方は、足長も足囲も両方あっている「23㎝の3E」をきちんと選んでください。
靴はブラジャーと違って、同じデザインでカップA・B・C・D…×アンダー65㎝・70㎝・75㎝…
なんて、並んでいてはくれません。
ほとんどの場合は、もうそのデザインは諦めることになるでしょう。
でもコレは、あなたの足が特殊だからでなくほとんどの方に当てはまります。
大手デパートの靴売り場。
アテンドのメニューでお客様にある靴を探して下見に行きますが、
数千足あるの中で合いそうな候補は10足もありません。
そして試着して明日のが1〜2足あればラッキー。
全滅することもあります。
靴は、誰にでも合って、少しサイズの上げ下げをすればいいというモノではないのです。
売ってる靴のの99%は合わないと思ってくださいね。
二つ目は「指」。こちらの方が該当者が多いでしょう。
もう1つは、指の相性。
実はこちらの方が該当者は多いと思われます。
正直、今の60歳以下で3Eや4Eの方ってめちゃくちゃ少ないのです。
今は細幅がどんどん増えている時代ですから。
さて本題ですが、ここ数年ずっとポインテッドトウがトレンドになっていますね。
このトレンドはもう8年くらい続いているので、
手持ち靴の全てがポインテッドトウという方もきっと珍しくないでしょう。
でも、ポインテッドトウを履いてきちんと定位置に指が収まるのはギリシャ型の方だけです。
スクエア型の指の方はこんな風に指がつっかえます。
小指と藥指の形がポコポコと、はっきり出ていますよね。
親指側もポコッとラインが飛び出ています。
こんな風になっていると、指の痛みが出る可能性も高いし、定位置まで足がはいりません。
今度は横から見ると、サイドだけではなく上面の第一関節もポコンと浮き出して見えるのがわかりますか?
(ちょっとわかり難いですが、光りの加減でかすかに盛り上がっているのが解ります。)
指の形と、靴の形が合っていない為に指が奥までで入らず、
爪先側から押し戻され、かかとからの方にも逃げ場はなく、縮んで曲がってしまったのです。
指が曲がると第一関節が上がるので上面にも痕が出始めます。
コレが、指の相性が悪くて指がつっかえている状態です。
もっと大げさに表現すると、こんな感じ↑。
左の定位置に指があると、靴よりも飛び出ていてめっちゃくちゃ痛そうですよね。
で、痛くなさそうな位置までずらすと、かな〜〜り後ろ寄りにズレるので、
靴のサイズを幾つかあげないと、かかとが入りきらない。
という事が起こるのです。
足長の合っていない靴は、靴擦れや、かかと抜け、足の変形など、様々なトラブルの種です。
もしあなたが、ここ8年以内にどんどん靴のサイズが上がっているとしたら、
一度自分の指先と、靴のトウ先が合っているかチェックしてみてください。
指の形がはっきり解るようであれば、それはもう定位置まで入っていない可能性大!
靴の足長も間違っている可能性大!
ちょっと気になった人は、ぜひこの簡単に自分の足長が測れる方法を試してみてください。
いつも履いている靴の足長と違っていたら、きちんと適正サイズを履くようにしましょう。
あなたの毎日の辛い痛みは、もしかしたらそこから来ているかも知れませんよ。
他の原因まで全て見て欲しい、とう方は以下↓までご相談ください♫
Written by Kumi Matsumoto
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