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こんにちは。
ヒール選びのパーソナルトレーナーの、松本久美です。
Cinderella Shoes Lab.はぴったりのハイヒールを求める女性のためのフィッティングサロン。
本日も足と靴に関する情報をお届けしていきます!
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さて、絶賛クラウドファンディング中の、Cinderella Shoes Lab.ですが、
今回も施術レポートです!
先日、クラウドファンディングをやった事がある女性たちの集まりに呼んでもらい、女子会をしてきました( ´͈ ᗨ `͈ )◞
彼女もこの春にクラウドファンディングを達成したばかりの方!
クラウドファンディングって、本当に大変なので・・・><
どんだけしんどかったか、みたいなお話で大盛り上がりしました 笑
そして、今回施術を受けていただき、さらに顔出しの許可を頂いたので書かせていただきますね!!
ありがとうございますm(_ _)m
普段はスニーカーが多く、大きなお悩みはない様子。
いつもの様に事前のヒアリングをさせて頂くと、
昔は仕事でパンプスを履いていたので辛い事が多かったらしいのですが、
今は服装がかなり自由な職場環境になったらしく、この日もスニーカーでのご来店。
普段も服装は大きくは変わらず、との事。
お悩みを拝見すると、こんな感じ。
d=外くるぶし
e=かかと
g=足裏の指の付け根
ちなみにdについては、くるぶしが靴擦れするとかではなくて、外に捻りやすいのがお困り事。
詳しくお聞きすると、随分昔に足首を捻挫されたらしいのです。
それ以来、ちょっと癖の様になっているそうで足首を捻りやすいそう。
私的に気になったのは、gの足裏の痛みです。
ココは靴の選び方の問題ではなく、足の歪みが問題なので靴選びだけでは解消しにくい場所。
そして、ココが痛い場合は結構他にもいろんな歪みが出ている場合も多いのです・・・。
また、eのかかとは原因がたくさんあるので、計測してみないことにはどれが原因かはわかりません。
では、早速計測していきましょう〜。
意外!スニーカーが多いのに、足には変形が・・・?!
計測してみたところ、意外にも変形が多くみられました。
- ハンマートウ
- 浮き指
- 開張足
- 外反母趾
足長・足囲は両足ともに24.5cm B。
またまた細幅ですね(-ω-;)
もう私は日本人女性の平均ってBだと思ってるんですが、
未だにJIS規格ではEが平均なんですよね〜・・・。
だから、Bがこんなに多くても「細幅」という特殊サイズ扱いになってしまうんです。
多分、人口的には一番多いんじゃないかと思ってるんですが。
少なくともうちのお客様ではC〜Bが一番多いです。
という訳で、細幅足なのでやはり既製靴の中では1ブランドしかありません。
またまた、選択肢がほとんどない状態になってしまいました。・゚(´□`)゚・。
そしてA様のレポートと似ていますが、指系のトラブルが多いです。
ハンマートウ・浮き指は共に指のトラブル。
特に浮き指は強く出てしまっていて、小指は立って体重がかかっている状態でも4〜5mm空中に浮いている状態。
これ、驚く人が多いんですが結構、気が付いてないだけでなっている人多いですよ。
指が浮いてるかどうかは、自分では見えません。
カメラのタイマー機能でも使わないと自分では確認出来ないので、知らないうちに悪化している方も多いのです。
小指以外も、薬指は床に触れている程度で着地しているとは言い難い状態。
これでは、指で地面を蹴ってくださいと言っても難しいと思われます。
地面が蹴れないと、足裏の筋肉が使えないので弱体化していきます。
地面が蹴れない→筋肉弱体化→アーチ低下→外反母趾
という感じに、マイナススパイラルにハマってしまうのです。
川合さんの場合、外反母趾はまだそんなには強くは出てません。
ただこれ以上曲がってくると、元に戻すのが困難になりそうな領域に踏み込みそうになってます。
できれば、早めにケアして欲しいなぁと思っております・・・!
実は、ヒールだけが悪者じゃない!
今回、川合さんは直近ではヒールを履いていないのに、トラブルの多い足となっていました。
これは、昔のヒール常用時代になったのか、現在のスニーカー着用時代になったのは定かではありません。
ただ、スニーカーを履いていても治っていないというのは事実。
スニーカーや紐靴は、紐を締めることによって調節が可能なので、パンプスよりは足に優しい履き物です。
でも、日本人に多い、紐を締め直さないゆるゆるの履き方をしていたり、
そもそも細幅の人は紐を限界まで締めても、足を支えられないんですね。
街中でも靴の中で足が動いてしまっている人が多くいらっしゃいますが、
足に優しいとはお世辞にも言える状態ではないですね。
また、スニーカーの方が大量生産を必要とするのでサイズは画一的。
今、日本の婦人靴は色んな会社の企業努力で
少しずつ細幅靴のブランドさんが出てきているので「探せばある」状態にまできました。
でもスニーカーには「細幅」って、まだそんなに種類はありません・・・。
特にヒールの件は、「#Kutoo」のハッシュタグで話題になりましたが、
「ヒール」が悪いという意味合いで報道される事が多く、
また靴に関する誤解を生んでいるなぁ・・・と、私的にはモヤモヤでした。
きっと発起人の方はヒールを履かなければならない「義務」が、
女性だけにある事がおかしいという意味合いで立ち上げた運動で、
フラットシューズを履く「自由」を求めていたはず。
※イメージ図
なのに、どうしても報道は「足の健康を害するハイヒール」という内容に・・・。
私は見てませんが、とあるテレビ番組では「履くと外反母趾になってしまうハイヒールを強要」という様な紹介の仕方をしていたそう。
こんな風な表現をしたら、ヒールを履くと誰もが外反母趾になるかのように聞こえます・・・。
これは大きな間違いで、外反母趾はほとんどが歩き方の間違いが生んでいます。
その証拠に男性の外反母趾も結構多いし、アフリカの一部の地域で靴を履かない場所にも外反母趾は存在するそうです。
もちろんヒールパンプスは体重を支える面性がとても少ないし、
紐で締めるという事ができないので合わせるのが難しい履き物です。
それによって、歩き方がおかしくなり足の変形を生むことは多々あるでしょう。
でも、超ぴったりのハイヒールと、超あっていないフラットシューズ。
どっちが足に悪いかって合っていないフラットシューズです。
今回の川合さんのケースの様に、大き目の靴を履いていると
スニーカーだろうがフラットシューズだろうが変形は起きてしまうのです。
あなたも是非、靴の選び方を見直してみてください。
スニーカーも、なんでもいい訳じゃないんです!
- 手を使わずに立ったまま履ける
- かかとに指が入る
- 甲を指で押すと、内部に浮きがある
- つま先が左右に動く
こんなスニーカー、あなたも履いていませんか?
多分、結構な確率で履いていると思います・・・苦笑
この状態だと、足はどんどん健康な状態から遠のいていくので注意して下さいね。
では、川合さんの靴選びは。
ちょっと話がずれましたねw
さて、川合さんも今のままでは変形が進行する可能性もありますので、やはり今までと同じ靴選びではダメです。
24.5cmのBの靴を履いてもらいたいです。
その上で、地面をけって歩くことを意識してみていただきたいですね。
こちら、前の足が床に着く直前ですが、後ろの足のかかとが全く浮いていないんですね。
地面をうまく蹴れていない状態。
できれば、このくらいは↓浮いて欲しいんです。
これの原因は厳密にはわかりませんが、カカトがゆるい靴を履いているよくある光景です。
かかとが緩いと、地面を蹴るとスポッと脱げてしまうので、蹴らないように足を擦って歩くようになるんですね。
また、着地の瞬間に思い切り指を反らせる癖↓もあり、これが浮き指などを生んでいると思われます。
後もう一つは、片足だけのつま先の外ぶり。
上段の画像はつま先が見えていないのに、下段の画像は見えていますよね。
右足だけがつま先が少し外にブレる癖があります。
これも、まっすぐに近い方が良いかなぁと思います。
でも、こういう歩き方もね、あってない靴ではそもそも出来なかったりするので・・・・。
やはり靴は大事なんですよね。
ぜひ、今後はぴったりの靴を履いて下さいね!
川合さん、ご来店ありがとうございました!
靴の知識は本当に知られていないし、真逆のコトが正しいかの様に色んなところで広がってしまっているので、
気がつくのが本当に難しいです。
だから、知らなくて当たり前ですので、ご安心を 苦笑
でも、ここで知ったならば是非、今後はチャレンジしてみて欲しいなと思っています。
プロじゃないと(プロでも)靴選びはとても難しいですが、
それを出来るだけ簡単に、誰もがシューフィッティングの技術を再現できる様に、と考えたのがこちらのお店。
ここは、一生役立つ靴選びの教室
買い物をするだけで、シューフィッティングの手順をそのまま体験できる仕組みになったお店です。
現在、川合さんが受けられた「足の測定」もいつもよりちょっとだけお得に。
是非、詳細みてみてくださいね!
Written by Kumi Matsumoto
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