【調整事例】はき心地100点中10点の激痛パンプスを調整!はき心地にはどんな変化が・・・?!

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今回はシンデレラシューズのメニューの中でも最も人気のあるプラン「靴の調整」について、

詳しくお伝えしていきましょう。

調整に入る前の重要な下準備

実は「靴の調整」はある手順を守らねば絶対にできません。
その手順とは、

①足の測定

②靴の選定

③靴の調整

です。
足を計らずして、靴を合わせることなど出来ないということです。

でも、足の計測をしたことがない方が店頭で靴を選んでいる・・・・、これは①をすっ飛ばして②をやっています。

少しかかとが抜けます、と言ったら店員さんが「前敷入れましょうか?」と入れてくれた。

これは、①も②もすっ飛ばして③をやってます。

そのかかとが抜けは、前敷きでは解決しない理由かもしれないのに・・・。

 

と、いうわけで靴のフィッティングは足と靴の情報が出揃っていないと出来ないのです。

シンデレラシューズでは、「靴の調整」のプランは「足の測定」を受けている方でないと

受けられない様になっています。

さて、では今回の足と靴の情報をまずは見てみましょう。

<足の情報>
足長:23㎝
足囲:D
つま先:エジプト型
かかと幅:かなり細い
こんにゃく足:軽度
アーチ:軽度ハイアーチ・軽度開帳足

細身の足、加えて軽度のこんにゃく足

かかともかなり細いので、かかと抜けが心配です。

横アーチも少し落ちているので、ここまでハイヒールだと足裏の痛みが出やすいでしょう。

また、ほんの少し拇指球と第五指球の張り出し(画像のピンクの円)も気になる足です。

ピンポイントで当たるとここが痛くなってしまいそう><

<靴の情報>
サイズ:23㎝
ヒール:9㎝
素材:エナメル
トゥ形状:スクエア
足囲:広め(推定EE程度)

かなりハイヒールの靴です。
しかも、結構幅広の様に見受けられます。

足は細身足なので、かなり無理が生じる可能性は大!!

現在、履いた時に感じる実際のトラブルは以下の様なもの。

・小指の付け根が激痛!
・かかとがパカパカして早く歩けない
・履き終わった後に前すねが筋肉痛
・足の裏の指の付け根付近がジーンと痛む。
・30分が限度

皆さんもの手元にも、こんな辛い靴が何足もあるのではないでしょうか。

この靴は、はき心地点数を100点満点でつけるなら、「10点!」という位ひどいはき心地の靴です。

本来の施術の場合なら、お断りするレベルに足にあっていません(苦)

(施術の時、足と靴が合わさなすぎる場合は調整お断りもありますのでご注意!)

でも、今回は事例集のため半ば無理矢理、調整を行ってみましょう。

 

ではなぜ、このトラブルが起こっているのか?を見極めていくのが次の「ぴったり度チェック」です。

ぴったり度チェックに移ります。

まずは、かかとのチェック。

うーん、1㎜程度ではありますが、隙間が・・・。

そのままではかかとがパカパカと抜けてしまいます。

次に、ボールジョイントの位置。

赤いポイントが靴のボールジョイント、黄色のポイントが足のボールジョイントです。

 

 

 

 

 

小指側が若干のズレを感じますが、まあ許容範囲としましょう。

その他にも履き口の締め付け具合や、足の倒れや、指の当たり具合など、合計で30箇所以上ものチェックを行います。

今回の靴と足の関係性から以下の様な事がわかりました。

・足の幅が靴の幅に対して細すぎて前滑りを起こし、かかとが抜けている。
・かかとが抜けない様に無理して歩くため、前すねの筋肉痛が起こっている。
・小指の骨が痛いのは、前滑りで履き口の所にちょうど小指の骨が乗っかるため。
・小指の骨が痛いのは、歩行時の重心が外側に流れているため。
・足裏が痛いのは、靴の幅が広すぎて落ち気味の横アーチが更に落ちてバネ機能が働いていないため。

さて、原因がわかった後はこれをいかに解消するか、です。

ココまできて、やっと調整に入れます。

ここまでの情報が集まって、初めて「靴の調整」に入る事が出来るのです。

まずは、こんな感じで調整材を配置します。

この配置の場所は個人差がかなり激しく、同じ人の左右でも場所や大きさが微妙に違います。

それを考慮しながら入れていきます。(最初は、画像の様に仮止めです。)

そして、試し履き→歩行テストを何度も繰り返し、

きちんと親指側の重心で歩けているか、その上でかかとが抜けないか、

痛い所はないか、などをチェックしながら微調整を繰り返します。(約2時間)

今回の靴は、想像以上に横幅が足よりも大きく、足の方に軽度のこんにゃく足があるため、

想定よりも前滑りが強く起きていました。

対処として前敷きを厚く、硬く変更しました。

ここまでで改善の状況は以下の通り。

・小指の付け根が激痛! → だいぶ改善したが、まだ少し当たる
・かかとがパカパカして早く歩けない。 → 少し緩く感じるが、歩いていて抜けることはない。
・履き終わった後に前すねが筋肉痛 → かかと抜けがなくなったのでおそらく解消!
・足の裏の指の付け根付近がジーンと痛む。→ 全く違和感なし!

 

激痛で脱げそう、という最初の頃から比べれば大きくはき心地が改善していますが、小指の骨のあたりが解消しません。

もともと、少し指の骨が飛び出ていること、開帳足があること、ちょうど靴のデザインで履き口にあたること。

この様な悪条件が重なっています。

ここで、仕方がないので、最後の秘密兵器です。

シューストレッチャーという器具で、当たるところをほんの少し伸ばします。

あまり伸ばしすぎると、せっかく治まってきた前滑りがまた起こり始めますので、本当に少しだけ。

超ピンポイントで、伸ばすというより柔らくする程度に。

これで、なんとか小指が我慢できる程度に!

最初、10点だと感じていたはき心地点数は70点くらいに急上昇しました

最後は全部見えない様に中敷下へ。

 

 

 

 

 

 

よく質問されますが、最後は調整材は全部中敷に下に隠れます。

パッと見は一見わからない様になりますのでご安心を。

もちろんよく見ると、デコボコ感が残るのはご了承くださいね・・・。

 


 

いかがでしたか?

今回は靴の調整を詳細に書いてみました。

ただ、これはあくまで上手くいった一つの事例にすぎません。

全ての10点の靴が70点まで上がるということではありませんのでご注意ください。

シンデレラシューズで施術を希望される方は、まずは測定を!

その時に「ぴったり度チェック」を5足まで受け付けています。

その点数を見て、どの靴を調整するか考えるのが正攻法です。

いきなり一足のみを持って調整に来られて、で足にあわなさすぎて調整できない、という事もありますので。

 

今回は「靴の調整」って一体、どんなことをしてもらえるのか、

自分で市販のインソールを入れるのとなにが違うのか。

そんな疑問が少しでも解決しましたら幸いです。

 

どうしても痛みが消えない。

そんな時は専門家に是非ご相談くださいね!
Written by Kumi Matsumoto

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