シューズデザイナーが教える「足がキレイに見える靴」のポイント!その1

皆さんはハイヒールを履く時、何を求めますか?

多くの人が求めているのが、脚がキレイに見えることじゃないでしょうか。

でないと、あんなに苦痛の大きいものを、わざわざ履こうなんて思わないでしょう(笑)

女性が美を求める気持ちは本当に強いものですね。

では、せっかく辛い思いをして履いているハイヒール。

より脚が美しくキレイに見えるにはどのようなポイントで選べば良いのでしょうか。

元シューズデザイナー・現シューフィッターの、シンデレラシューズの代表が

靴のデザイン・品質が足にもたらす視覚的な影響をデザイナー目線、

足にあっていない靴を履くことによる立ち居振る舞いの美醜というューフィッター目線。

この二点から考えて見たいと思います。

デザイナー目線 〜かかとの美しさ〜

脚が美しく見えるには、脚と靴が一体化し、まるで靴が体の一部になったかように錯覚させることが重要です。

その上で重要になるのが「かかと」。

靴の美しさは大部分が、かかとの作りに左右されます。

普段、つま先のデザインは気にされる方は多いのですが、かかとのデザインを気にされる方は少ないので

意外に思うかもしれません。

でも、脚がキレイに見えるかどうかは、ほぼこのかかとにかかっていると言っても過言ではありません。

この二足の靴、同じ人が履いていて、ヒールの高さも同じくらいです。

どちらが脚がキレイに色っぽく見えますか?

(受け取り方の個人差はあると思いますが、)上という方が多いのではないでしょうか。

その理由の多くは、かかと周りにあるのです。

上と下の靴の違いは、こんな部分が違います。

・上の方が、かかとの丸みが大きくぽってりしている(ピンク矢印)

・上の方が、かかとからヒールのにつながるラインが脚から一つの曲線で構成されている(ブルー矢印)

・上の方が、かかと周りに「えぐれ」がありそれが陰影となり立体感を出している(イエロー斜線)

・上の方が、かかとからつま先に続くカットラインが曲線を描いている(グリーン矢印)

・かかとの丸み ⇄ ピンヒール かかとのボリューム ⇄ 超浅ぐりなサイド など、はっきりとメリハリがある

 

女性の体は男性よりも丸く、曲線・曲面で構成されています。

このように、より丸く・ボリューミーで・立体感があると女性らしい印象を与えることができるのです。

また、ボリュームを持たせる部分と、細く絞る部分のメリハリがバランスよく配置されているのも特徴です。

(ただ、この丸みの強い靴が万人の足に合うわけではありません!詳しくはこちら→

シューフィッター目線 〜かかとの美しさ〜

今度はシューフィッターとしての目線でかかとを見ていきましょう。

よく、「かかとがパカパカと抜けてしまうんです。」とご相談をいただきますが、

これは靴擦れや疲れなども通常よりも増して辛いものですが、「美しさ」の点でもかなり悪影響をもたらします。

かなり極端な例ではありますが、かかとがこんな風に隙間が空いていたら・・・・?

先ほどのせっかくのカカトから続く美しい曲線がガクンッ!と途中で分断されてしまいます。

脚と靴が一体に見えず、「ここから先は靴で、ここから上が脚です。ヒールで脚の長さを盛っています!!」

と周りに公表しているようなものです(笑)

そして、静止画では解らない歩き方。

あなたの歩き方、いくらキレイな靴を履いていてもこうなっていては台無しです。

歩き方の講師の方も、熱心な方は靴のフィッティングにも力を入れています。

逆にどれだけ歩き方の勉強をしても、かかとがパカパカの靴を履いている限りキレイに歩くことはできません。

 

 

長くなったので、かかと以外の内容は次回。

脚がキレイに見える美しい靴が欲しい方は、ぜひデザイナー兼シューフィッターにご相談くださいね!

 

Written by Kumi Matsumoto

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