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こんにちは。
ヒール選びのパーソナルトレーナーの、松本久美です。
Cinderella Shoes Lab.はぴったりのハイヒールを求める女性のためのフィッティングサロン。
本日も足と靴に関する情報をお届けしていきます!
ただいまクラウドファンディング実施中!!
今回のレポートのインソール調整もリターンに入っていて、期間限定20%OFF!!
この記事は、Cinderella Shoes CAMP!と言う長期プログラムを
受講されたモニター様の一連の流れを追った記事です。
過去の記事はコチラから↓
【YK様1回目】
〜なぜ受けようと思ったのか?の動機と、足の特徴〜
詳しくは画像をクリック!↓
【YK様2回目】
〜銀座アテンドレポ〜何を履いても痛い!と言う方に、プロが選んだ靴とは?〜
詳しくは画像をクリック!↓
さぁ、一番重要なインソール調整を行います!
YK様は過去の記事でも書いていますが、一度お断りしようかな・・・と思ったほどに難しい足をされています。
ご本人も、「痛くない靴はない」とおっしゃるほどに、辛い状況です。。・゚(´□`)゚・。
前回のショッピングアテンドで、「ある程度」合っている靴をお選びしましたが、そのままでは痛くて履けません。
この「調整」があると言う前提のもと選んでいるからです。
そして調整は細かく「どこに」「どんなトラブルが」「履いてからいつ頃」に起こったのかを
細かく知れれば知れるほど、対処の方法も明確になります。
だからこの日、購入した靴をそのまま履いて帰ってもらいました。
すると、YK様から二枚の写真がLINE@にて送られてきました!
一枚めは履いて30分程度。小さな水ぶくれが出来ています。
2枚目はご自宅についてから。足の裏がジンジンとして痛くなったそうです。
こういった事前情報は、とてもありがたい!
そして迎えた、調整当日。
結論から先に言うと、全部で調整は3回行いました・・・。
なぜなら、試し履きの最中にハグルンダが靴ズレてしまい、もう何を履いても痛くて
調整の微妙な変化なんて解らなくなり、続行不可になっちゃったんです…><
これ、私の伝え方が良くなかったなぁと反省です。
最初に、かかとのハグルンダ(上記ピンクの丸印)が当たっていて、そこがかなり気になられていたんですよね。
でも、「伸ばし」って、最後の最後の工程なんです。
伸ばしちゃったらもう元には戻らないので、いろんな調整が終わった最後にやるのですが、
今回のKY様は、その前に皮がむけちゃったのです(>人<;)
ああ、申し訳ない…。
特にウチは、はき心地チェックは外に出てガシガシ歩いてもらうので、むける時は本当に数分でむけます。
あと、「キツイ」と「痛い」は違う、という説明をしたのも良くなかったなぁと…。
これは長年のゆるゆる靴に慣れている、「キツさ恐怖症」の方によくお話しするモノです。
キツくても、そのあと消えていくキツさは必要。
そのあと強くなってくるキツさは、トラブルの元。
この説明をしないと、何を履いても「キツイです!無理です!」と言って、
適正サイズを履くことを拒む人がいるのですよね・・・。
でも、今回は「キツいけど、痛くはない。」という状態からほんの数分の外履きで、皮剥けしちゃったのです。
本当に申し訳ない(>人<;)
ただ、ハグルンダ以外のトラブルは色々と軽減させる事が出来きました。
具体的には以下のようなトラブルが解消済み。
- 親指の裏のジンジンする痛み
- 足裏の指の付け根のジンジンする痛み
- 足囲の左右差による前滑り
「皮むけ治ったらまた来てくださいm(_ _)m」
と言うことになり、一回目は終了となってしまいました。
残ったトラブルは以下の通り。
- かかとのハグルンダの痛み
- 右足 中指・薬指の爪先の痛み
- 左足 中指の第一関節の痛み
さて、これを次回どう対処できるかです・・・・!!
超〜〜〜強敵のハグルンダ!
(※私の中のハグルンダのイメージ↑w)
そして迎えた2回目の調整。
私も、ただそのまま待っていたわけではありません!
以前から気になっていた新素材を色々購入して、かかとのハグルンダ対策を研究しました。
クッション性とグリップ性の両方を併せ持つ素材で、以前から何度か自分の靴でもテストしてきた素材です。
(これは、ウチの独自ノウハウなのでナイショです!)
コチラをかかとに貼り、ハグルンダ部分をくり抜きます。
伸ばしも考えましたが、YK様はかなりの細幅かかとの持ち主。
通常、足は長方形が望ましいのですが、明らかにかかとが細くて三角形っぽい形ですよね↑
伸ばしすぎてかかとがパカパカになってからでは取り返しがつかないので、最後の最後に取っておくことに。
そして、この素材を使ったところ、見事!!
小さい方の右足のハグルンダは痛みなく歩ける所まで到達しました!!
ここ↑のポイントがめっちゃ痛かったんです><
でも、ここで反対の左足が皮むけしちゃったんですよね(-ω-;)
左足は超ハード・・・。
青から赤のシールまでの距離、約3cm程の全てが痛いのです(-ω-;)
そして、2回目の調整も一旦終了・・・。
本当はこのメニュー、再調整も含めて2回なのですが、
私も悔しくてもう一回チャンスくださいとお願いしました。
快く『OK』をいただき3回目の調整を行うことにしました。
ようやく外履きをクリアできる靴に・・・!!
また、皮むけが完治してたころに訪れてくださったKY様、3回目の調整。
過去二回でやり尽くしているので、今期は最初から思い切り伸ばしました!
うわぁ、原型留めてない・・・・(꒪⌓꒪)
この状態で履いていただくと、KY様の表情が「?!」と言う感じに。
「あれ?!かかとがこんなに痛くないの、初めてかも?!」
もう、履いた瞬間から全く違ったようで、「これなら全然いけそう!」とすぐに外履きテストに。
正直、私もこんなに伸ばしたのは初めてです 苦笑
後、当たってる指の部分もかなり伸ばしを行いました。
アテンドの時はこれでも「当たっていない」と感じていたので、
あの時点で「当たっている」と感じる靴を選んでいたら、伸ばしでも痛みを取りきれなかったでしょう・・・。
外履きテストから帰られて、やはり懸念していたかかとの緩みが少し出てきた様子。
このままでは、また踵の靴擦れが出るかもしれません。
一番最初の、購入日の帰りの履き心地チェックで出ていたこの皮剥けは、多分踵の緩みで出ているので、
これが復活する可能性が非常に高い・・・。
そう、これが怖いから今まで「伸ばし」は慎重に行ってきたのです・・・゚゚ヽ( ;´Д`)ノ
でも、前回効果を発揮してくれたグリップ素材を使うと、
細幅のかかとを物理的に内部を狭くしてくれるので包み込まれますし、
摩擦力も強い素材なのでかかとが脱げない!
程よいフィット感を作ってくれたようです。
あぁ〜〜、この素材前から目をつけといてよかった〜〜〜!!。・゚(´□`)゚・。と、
ホッとしました・・・・。
この素材を使うと、10分の外履きテストも難なくクリア!
指も何度も伸ばしをかけて、納得行くまで外履きチェックを繰り返しました。
これで、やっと合格点を頂けることになりました〜〜〜!!
Cinderella Shoes CAMP!は、お客様が私をジャッジします。
合格点頂けなかったら、2/3ほどは返金するんです。
内心、ハラハラしますよ、ホント・・・・。
このCinderella Shoes CAMP!と言い、クラウドファンディングと言い、
胃が痛いことばっかり手を出してますね・・・笑
とても難しかったけど、やって良かったと思える仕事でした。
今回、YK様のサポートをさせて頂き、感じた事。(あ、まだ前半終わっただけで後半も続くのですが。)
それは、ぴったりの靴が欲しいってこんなにも強い欲求なんだ!!って事。
いや、もちろん、頭では解ってますよ。
だからこの仕事やってますし・・・。
でも、靴って私にとってもう20年携わってきた物で、空気のようになっているのです。
素敵な靴を見ても、デザイナーやフィッターとしての目で見てしまい、
自分の靴を買うときも、
「ブログのネタになるかな?」とか、
履き心地実験を自分の足で行う為の、サンプルとして買う場合もあったりして。
もう何がトキメくのかよく解らなくなってたんですね。
でも今回、YKさんは「お仕事でやる事は考えてない。」とはっきり断言されていて、
でも、とっても辛抱強く長時間の施術に付き合ってくださった。
YK様が諦めなかったから、私もやるぞ!!って言う気力がどんどん湧いてきて、
色んな素材を買ってきて、考えて考えて、今回の結果にたどり着けました。
これで私もまた一つ、技術が上がったのです。
やっぱり「素敵な靴を快適に履きたい」って、こんなにも憧れと、強い欲求を生みだすものなんだなって。
感動したんですよ。本当に・・・!
そう言う、感動を生みだす仕事が出来てるのって幸せだなって感じました。
今回の「インソール調整」をお得に受けるなら2019年8月一杯の期間限定、クラウドファンディングのリターン!!
約20%OFFにて販売中です!(詳しくはバナーをクリック↓)
でも、コレで終わりじゃありません。
実は、こんなにも靴選びが大変なのは、やっぱり足の状態があまり良くないから・・・。
本来なら、インソールが無くても履ける足が理想です。
ハグルンダも、浮き指も、KY様の元々の足には無かったであろうものです。
コレは、長期的には治して行かなければならないもの。
毎回、こんな大変な調整を行うのも、きっと続かないと思いませんか??(-ω-;)
足の歪みを見る為に、歩き方の動画を撮らせていただいた所、実はかなり驚きの歩き癖が隠れていたのです・・・・・!
その歩き方と、その為におまけで行なった筋肉を緩めるトリートメントのお話は次回!
Written by Kumi Matsumoto
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