【体験レポ】なんかキレイになってない?!年間会員E様の場合

Other Shoe trouble 過去の体験レポート。 過去の体験レポート/会員 靴選びの教科書

こんにちは。

ヒール選びのパーソナルトレーナーの、松本久美です。

Cinderella Shoes Lab.はぴったりのハイヒールを求める女性のためのフィッティングサロン。

本日も足と靴に関する情報をお届けしていきます!


今回は久々の施術レポート!

ただし今までと少し違うのは、単発メニューのレポートではなく「一年間通い放題」の年間チケットのご利用者の方が、一年終わって見たらどう変わったのか、と言うものです。

長期の変化なので、「足」「靴」だけに留まらず、「心境」や「見た目」の変化までレポートする事が可能となりました。

現在は、全く同じメニューは存在しませんが、さらにお得にパワーアップした「Cinderella Shoes Members」という新メニューで同じ効果が得られます。

目次

年間会員・E様の最も大きな変化!

これは私の主観になりますが、1番大きかったのは「見た目」でした!

とってもキレイになられたんです!!

もちろん、全てがシンデレラシューズのお陰だなんて言うつもりはありませんよ(-ω-;)

ただ、インタビューの中でも靴の存在は確かに影響があったと仰ってくださいってます。

実際のE様のインタビュー動画はコチラ↓

以前、有名なパーソナルスタイリストの方と合同セミナーをした事があります。

その時にそのスタイリストさんが言っていた印象的な言葉。

「靴は面積で言うと全体の10%、でも印象の90%を決めるもの」

なかなか、衝撃的な一言ではないでしょう?

でもコレは私も常々感じていて、スニーカーで思い切り女っぽい雰囲気って作りきれない。

逆にパンプスで少しカジュアルな雰囲気は作れるんですけどね。

同じ服でも足元が華奢になるだけで、突然女性らしい雰囲気になりますよね。

コレ、ちょっとフィッターとして専門的に解説すると靴のデザインだけの問題ではないんです。

かかとの位置が上がる事によって骨盤前傾の姿勢が出来ます。

骨盤前傾は(そのまま固まると健康によくないですが)腰が凹んでヒップが出てきます。

あと、そのままだと倒れるので胸を張ってバランスを取らざるを得ないので、バストラインも強調されます。

そう、女性特有の体の曲線ラインが強く出るのがヒールと言う靴の特性なんですね。

あと物理的に足も長くなるし、身長も高くなる。

するとに相対比でいつもより小顔に見えます。

「見た目」と言う面では、コレに勝るアイテムがあるのか?と言うほどの最強アイテムがヒール靴なのです。

そのヒール靴の問題が「痛い」だったのですが、

Eさんは複数のサクッと履いて出られるヒール靴が手に入ったので、見た目の激変に少なからず影響を与える事ににつながったのでしょう。

Eさんの足の状態は?

Eさんが初めて当サロンにいらしたのは、2018年の秋。

インタビューでも話しておられますが、元々はEさんも甲高幅広だと思いこんでいて、とても大きな靴を履いていた方でした。

ところが計測してみるとAAAと言う、国内の細幅専門メーカーさんでもギリギリあるかないかの「超細幅」だったのです。

Eさんはまだ30代前半。

まだ、この位の年齢で気がつけた事、めちゃくちゃ良かったなと….。

年齢が上がれば上がるほど、特殊サイズの方は普段の足への負担が大きいので強い歪みを起こしてしまうので。

本当に一刻も早く知って欲しいのです。

ただ、まだお若いEさんでも既にハンマートウや開張足、ハグルンダ、足首の倒れなどがありました。

初回のヒアリングで聞かせていただいたお悩みは以下の様なもの。

  1. 小指がいつも痛い(スニーカでも痛い)
  2. 足裏の指の付け根がジンジンと痛む
  3. かかとの靴擦れ

コレは、足のデータからみると以下の様な事が原因です。

 

1.小指がいつも痛い(スニーカでも痛い)

  • 足囲が大きすぎるために前滑りで指が先端に突っ込む
  • 小指が長いのでトウ先の形状が合わない靴が多い

2.足裏の指の付け根がジンジンと痛む

  • 開張足の為にアーチが潰れて衝撃吸収できない足の為
  • 足囲が大きすぎる靴を履いているので靴がアーチをサポートできない為

3.かかとの靴擦れ

  • ハグルンダがある為
  • 足首が倒れ込んでいる為
  • かかとのカーブが真っ直ぐな為

 

まぁ、正直に言って、足の状態は全く「良いとは言えない」状況でしたね….。

結構難しい足の方、と言ってもいいでしょう。

サイズの方も特殊サイズなので、国内のメーカーさんでも2~3社のブランドしか選べません。

元々選択肢がとても少ない足に加えて、小指がとても長いのでポインテッドトウは絶対履けないタイプ。

ここでまた、ただでさえ少ない選択肢の中からポインテッドトウの靴が排除されます。

加えて、

  • 足首の倒れ
  • ハグルンダ
  • 真っ直ぐのかかと

と、と言う「かかと」に複数集中するトラブル種…。

そこにご本人のデザインの好みと、予算が追加されてきます。

予算に関してはもうないので2万円〜の細幅メーカーさんの靴を利用して頂くしかなかったですが。

Eさんは、どんな風に靴を揃えていった?

Eさんは、ネットでの情報収集スキルが高く、webサービスを活用した商品探しがとても上手でした!

細幅メーカーさんの靴は小ロット生産なので高額、通常は2万円〜8万円位します。

その価格帯の靴をバンバン買うのって、なかなかしんどいですよね…。

また海外ブランドで、フェラガモなど幾つかのブランドが(日本には入ってきていませんが)細幅の靴を出しているのですが、日本サイズの表記がない為、選び方は難しい…。

でも、その情報も検索すると口コミなどが出てきます。

そして商品は、フリマサイトや個人輸入サイトなどで出ていたりするんですね。

上手くいけば国内ブランドが1万円以下、海外ブランドが2万円以下くらいで見つかります。

そう言ったサービスを上手く駆使して、沢山の靴にトライされていったのがEさんです。

実はコレ、私も推奨したい方法ですが…webサービスは試着が出来ません。

どうしても一か八かの「賭け」になってしまうんですね。

だから私が行う「買物同行」などでは、採用できない方法です。

ただ、計測で合わない靴の条件はある程度解っている状態なので、自己責任でリスクを承知の上でやって頂く場合、実は1番早く正解に辿りつく方法でもあるのです。

靴選びはトライ&エラーの繰り返しなので、エラーが早く見つかった方が早くぴったりに辿り着けるんですね。

ただ、お一人では「エラーの原因」と、エラーの後に「次にどこを気を付ければ良いのか」が解らない。

そこを私がサポートして行ったので、Eさんは驚くほどに靴選びの成長が早かったと感じています。

調整した靴、履ける様になった靴。

今でも覚えていますが最初に調整したのは2019年の春、フェラガモのAAA相当の靴でした。(当時の写真が残っていました↑)

Eさんは小指が当たって痛い!と言うのが1番のお悩みだったので、前滑りしない細幅の靴、小指に余裕のあるスクエアトウの靴、と言うポイントに注力して探されていた靴だったと思います。

でも、この靴は日本の靴ではあり得ないほどに、カカトのカーブが思い切り強かった↓….泣。

日本の靴は普通はこの位のカーブです↓

見た目でわかるほどに、履き口の部分がグイっと内に入り込んだ形でした。

一方、Eさんのかかとカーブは真っ直ぐで、ハグルンダもある。

トラブルの種になりやすい特徴がひしめいています。

今まで細幅を履いた事がない方は、「カカト」よりも「指」へのトラブルが強く感じてきたと思います。

カカトのトラブルって、足囲のあった靴で初めて出てくるケースがとても多いんですよね。

細幅を履き始めて初めて体験する、物凄いかかとの痛みに驚かれての調整ご依頼でした。

コレは過去の記事でも、何度もお話ししている「サイズの合っている靴の方が痛い」ってヤツですね。

この靴にはパッドなど色んな手を加え、伸ばしも縫い糸が切れる限界までやりました。

丸一日履ける靴にはならなかったと思います。(※コレ、今の私の技術ならできるかも?です)

その後、その後の2019年9月~が年間会員スタートだったので、そこから沢山の靴を調整しました。

シンデレラシューズでは調整するとその内容を記録しているので、Eさんのカルテは今ではとても分厚くなっています。

記録漏れもあるので正確ではないのですが、調整した靴は全部で6~7足、その内履ける様になった靴は4〜5足だと思います。

 

やはり、初期の方が足の癖がわからないので苦戦が多かったですね。

Eさんの方の靴の選び方も初期の方がまだ上手く行っておらず、当時の私の技術も未熟だったので、調整も長時間になる事が多かったです。

ただ、後半になってくるとお互い、足の特徴は把握済みです。

当サロンで扱っているショショットの3つの木型なら調整すれば履ける、と言う事が解ってきたのです。

ショショットオーナーの菊池さんと、松本の対談動画でもお話ししていますが、指が痛い方にはショショットの靴はかなり優しい作りになっています。

超細幅と言う元々選択肢の少ない方ではありましたが、この様に合う木型が見つかってしまえば、後はかなり楽になります。

同じ木型で季節によって同じデザインや木型でカラー&素材違いが出るので、選ぶのが飛躍的に楽になります。

Eさんの場合、

  • 5cmラウンドトウパンプス
  • 3cmのアーモンドトウパンプス
  • フラットのバレエシューズ

の3種類が相性が良いと言う事がわかりました。(ただし調整なしでは履けませんが。)

このバリエーションで、黒・ベージュ・アクセントカラー系が2〜3種あれば、十分ファッションを楽しめる範囲だと思いませんか?

最後、年間会員の期間中には間に合いませんでしたが、冬のブーツを今注文中だとのとこ。

その位、足元が揃えばファッションはどんどん楽しくなっていくのも必然だと思います。

Eさんのフィッティング習熟度

動画内ではまだ少し不安そうにしていらしゃったEさんですが、私の方は「もうお一人で大丈夫じゃないかな?」と思っています。

卒業証書、渡しちゃおうかなっていう気分です 笑

動画内で「大々的な伸ばしはプロお願いします 笑」とおっしゃっていますが、多分もう、大々的な伸ばしが必要な靴は選ばないだけのスキルをお持ちでしょう。

その時やっていたのは、「昔失敗して買ってしまった全く合わない靴を、どうせ捨てるくらいならトライしてみよう」と言う、お互いダメ元チャレンジみたいな感じだったのです。

もうそこまで外した靴は買わないスキルは十分お持ちだと思いますので。

調整も、LINEのサポートで十分自分でできる位のスキルがついたと思っています。

Eさんは理想的なゴール。

Eさんは靴との付き合い方が、年間会員以前と以後で全く変わったと思います。

会員以前は、色々努力されていたのですが、まだどっちにいったら良いのかフラフラしていた感じ。

でも今は、ほとんど迷いは無いように私には見えています。

 

基本のベーシックパンプスはショショットの靴で数足のバリエーションを揃えて、

季節ごとに出る限定カラーや素材などだけでも、結構色んなファッションが楽しめると思います。

それ以外にちょっと変わったデザインが欲しくなった時は、きっとまたフリマサイトや個人輸入サイトなどで探して頂き、掘り出しあものがあればラッキー。

そして、自分で調整してわからなければLINEでのご相談ください。

足は変化し続けるので、過去に例のないトラブルが出た場合は、またマンツーマンに来て頂く事もあるかもですが。

Eさんは多分、完全に迷路から抜けだしたと思います。

もちろん細幅で選択肢が少ないので、何でもバンバン買えるわけでは有りません。

でも、合わない時には何処がダメだったのか、次は何を気をつければ良いのか、そしてその靴が大体どこに有るのか。

その辺りはハッキリ見えているはずです。

コレは、何を買って良いのか混乱して、迷路の中を彷徨っている状態とは全く異なります。

道は少ないですが、クリアに見えている状態。

ここにたどり着いて頂くのが、シンデレラシューズの理想形。

本当に素晴らしく成長して頂けて、私としても誇らしく感じております。

Eさんが上手くいった理由

理由は複数あり、以下のような事だと思っています。

  • 会員になる前に計測・調整の経験があり、ある程度の足の情報が解っていた
  • コンスタントに沢山の回数通って下さった
  • 調整できる候補の靴の数が多かった
  • 歩き方に大きな問題がなかった
  • 物作りが元々好きで、慣れていた

調整の1回目って、やっぱり何が起こるのか予想しきれないので苦戦します。

何度かやっていく内に、もうお互い「いつものアレですね」と言う感じになって行きます。

後半は、同じ靴に複数回の調整を行っていったので、長時間利用後の履き心地も把握済み。

そして、色んなタイプの靴を購入されていたので、比較できる事も大きかったです。

元々、技術系のお仕事をされていた方だったので、自分でやってみたい気持ちも強く、考え方も物作り思考。

仮説を立てながら検証し、その答えから再度方向性を導き出していくという、当サロンの手法にあっていたように感じます。

 

物作りって一発でうまくいく事の方が少なくて、何度も何度もチャレンジするのですが、

そこの根気の部分も十分持ち合わせていらっしゃったのが良かったと思います。

やり直しが続きすぎると、根負けしてしまう人もいらっしゃるので…苦笑。

身体のサポートまで行う様に。

会員期間の最後の方にはフットケアにも何度も来ていたEさん。

フットケアは足のカルテを元に、固まっていそうな筋肉を専用の器具を使って柔らかくほぐしていく物です。

長年固まってる筋肉を器具でグッと押すことになるので、硬い人ほど痛いんですよね。

Eさんは、会員さんの中で一番お若いのに、一番痛がっておられました 笑

でも、硬いからこそケア後には体感も大きかったらしく、面白い気づきを教えてくれました。

 

サロンへの行き道で履いていたパンプスが、微かに小趾球が当たって痛いかな?と感じていたそう。

今は平気だけどこのままずっと履いていると、痛くなるかもという予感がしていたそうです。

でも、フットケアの後に同じ靴を履いて帰ったところ、小趾球は全く気にならなかったそうなのです。

確かに、コレはありそうな現象です。

ケア後は足が柔らかくなるので、骨の動きの自由度が増します。

履き口の食い込みの痛みは、骨に食い込むから痛むんですよね。

でも骨の方が柔らかくなっていると、履き口がグイッと食い込んできても、骨が動いて逃げるので痛みが出にくいのでしょう。

足が柔らかいと良いうのは、靴のトラブルにそのまま直結することが解りました。

 

フットケアの時に体全体の話になり、私が毎日行っている全身のストレッチをレクチャーしたりも。

そこから、身体全体への意識も高まって行かれたようで、ストレッチと筋トレも始めたとご報告くださいました!

どんどんキレイになって行かれたのは、こういった身体への意識が高まってという点もあったのかもしれません。

会員の使い方はそれぞれ。

Eさんはたまたま、私が想定していた理想的な感じで変化されていったお客様です。

でも、別にどんな使い方をしていただいても良いのです。

次回はもう一人の会員、N様のレポートをお届けしたいと思います。

N様の場合は自分でやるのではなく、プロの技術を余すことなく使い倒してくださった事例だと思います。

それも、フィッター冥利に尽きますね。

きっとEさんタイプではなくNさんタイプの方も多いと思いますので、是非次回の記事もご一読くださいね!

Written by Kumi Matsumoto

靴のお悩み相談・施術の詳細はこちら

関連記事

この記事へのコメントはありません。

マンツーマン 一覧

参加し放題!お得なサブスクプラン