シューズデザイナーが教える「足がキレイに見える靴」のポイント!その2

さて、前回の続きを始めましょう。

前回は「かかと」についてお話ししましたが、今回はそれ以外の諸々について。

足の甲はデコルテと同じ。〜デザイナー目線で〜

女性のデコルテってキレイで見入ってしまうパーツですよrね。

鎖骨なんかがくっきり出ていて、ネックレスが鎖骨に沿ってしなやかに揺れている・・・、

男性でなくても釘付けになってしまう瞬間ではないでしょうか。

でも、実際デコルテを露わにするのは抵抗のある方も多いのでは。

そこでトライして欲しいのが「足の甲見せ」なのです。

 

昔から、靴のデザインの世界では

履き口のラインは洋服のデコルテラインと同じ、

かかとのラインはヒップラインと同じ、

なんて言われているのです。

足の甲って、鎖骨と似ていて動きによって指の骨が浮き出るんですね。

ネックレスと同じようにアンクレットがあるように、動きがあって肌の凹凸のラインが出やすい場所なのです。

そして、首と同じように足首は絞られていて女性らしい華奢な部分でもあります。

そこから続く足の甲。

ほとんど同じようなニュアンスの漂う場所なのです。

パンプスの履き口は、浅いほどセクシー。

そんな訳で足の甲は出せば出すほど、セクシーさが増します。

 

 

 

 

 

 

 

さて、指の付け根が見えるほどに浅いパンプスと、指はほとんど見えないパンプス。

どちらが大人っぽさを感じますか?

多くの方が指の付け根が見えるパンプスを選ぶのではないでしょうか。

指の付け根はデコルテに例えると、胸の谷間という所でしょうか。

胸の谷間は出せなくても、指の付け根は出せる方が多いと思うので(笑)

ぜひ靴選びの参考にしてみてくださいね。

横からのカットライン 〜デザイナー目線〜

お次は横からのカットラインについて。

これも、考えてみると当たり前かもしれませんが、

見えている部分が多いほど足は長く見えます。

サイドオープンの靴の方が足が長く見えませんか?(ヒールも少し高いですが)

特に、足がまっすぐおりてきたそのままの延長線上がカットされているデザインだと、

かなり脚が長く見えます。

要するに、無意識に見ている側には、ここまで(ピンクの矢印)が脚という認識になるんです。

なので、サイドオープンの靴はとても足がキレイにみえるのです。

が・・・。

ちょっと困ったことがあるのです。

サイドオープンの靴はとても脱げやすい 〜シューフィッター目線〜

実はサイドオープンの靴はほとんどの方がかかとが脱げて歩けない、あまり歩くことに適していない靴なのです・・・。

靴のパーツが前後二つに別れているので、どうしても縦の圧力が足にかかりにくく靴の方が前後に逃げてしまうのです。

だからと言って足首にストラップをつけるのはちょっと避けたい。

さっきの折角の脚長効果もストラップで分断されてしまい、本末転倒です。

脱げてしまう靴は、その1でもご説明しましたが動いた時にテキメンに美しくありません。

では、どうしたら・・・・?

それはパンプスでありながらサイドカットが浅く、できるだけ足首の真下にカーブのポイントがある靴を選ぶという物です。

 

こんなタイプなら、脚長効果もありつつきちんと足をホールドしてくれる事でしょう。

こんな靴ってどこで手に入るの?

さて、今回ご紹介してきた足がキレイに見える靴のポイントですが、

残念ながらこのポイントを押さえるためには、製造側の技術がかなり問われます。

相当腕のいい職人さんでも、このポイントを押さえた靴を作ろうとするとかなり神経を尖らせるはずです。

靴は木型に革を沿わせて、叩いて引いてなじませて形作るのですが、

その時に木型に丸みが有ればあるほど、型紙にカーブがあればあるほど、形が崩れやすくなるのです。

生き物故に一枚一枚違う革の特性を理解し、型紙に意図するラインを理解しながら、引く方向と力加減を調節しながら形作るのです。

そんな職人技がしっかり活かされた靴、となるとお安くはありません。

という訳で、靴の値段は品質と確実に比例します。

安い靴でこのようなラインが出ている靴はありません。

 

 

 

 

 

 

画像はJIMMY CHOO

デパートなどに行って、ハイブランドの靴を見て、

「なんでこの靴、こんなに高いの?!」

とお思いのみなさん。

買わなくてもいいので、一度足を入れて見てください。

鏡で自分の姿を見た瞬間、その理由が必ずわかると思いますよ。

ぜひ靴の持つ魔力のようなパワー、味わって見てください♡

 

Written by Kumi Matsumoto

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