セミオーダーなのに痛い!の謎教えます。〜会員N様の二つの勘違い〜

Other Shoe trouble 過去の体験レポート。 靴選びの教科書

こんにちは。

ヒール選びのパーソナルトレーナーの、松本久美です。

Cinderella Shoes Lab.はぴったりのハイヒールを求める女性のためのフィッティングサロン。

本日も足と靴に関する情報をお届けしていきます!


さて、前回に続き施術レポートをお届けします。

今回も2019年のクラウドファンディングでお出しした年間会員の方の、一年後の姿をレポート。

現在は、全く同じメニューは存在しませんが、さらにお得にパワーアップした「Cinderella Shoes Members」という新メニューで同じ効果が得られるでしょう。

忘れもしない初回計測は4時間弱!

N様は華奢で可愛らしく、とても明るい方で、私もお話しするのが楽しい方でした!

クラウドファンディングで初めて出会ったお客様だったので、一番初めに「足の計測」を受けに来ていただきました。

その時、クラウドファンディング直後は平日も予約が満杯になっており、夜の19時のご予約。

足の計測は通常は約2時間、長くて2.5時間位です。

でも確かN様が帰られたのが23時の少し前だった記憶があるのです 笑

(全然、迷惑じゃないですよ!私は基本施術が好きなので。)

すごく、沢山の質問を一生懸命されていた事がとても印象的でした。

約4時間、今までの「どうして?」を思い切り吐き出されたのだと思います。

なぜなら、N様はいわゆる靴ジプシー。

プロの足の計測も、サイズに合ったセミオーダーシューズも何足も持っている。

靴関連のサービスは有名どころはソコソコ試して、それでもダメで…という方だったのです。

こういう方は、今まで勉強してきているが故に、その情報と自分の体験が合致せずに混乱して苦しんでいる方がとても多いのです。

「あるある」なのはこんなケース。

計測を受けてたら自分は細幅だった!

細幅の靴を買った!

痛い!どうして??

N様はまさにこのケース。

きっと、この記事を読んでいる方の中にも沢山いらっしゃるのではないでしょうか。

色んな靴関連サービスを受けてきたからこその混乱、勘違いがN様の中には沢山ありました。

最初は私もそこに気がつけなかったのですが、一年間色々会話していくうちに大きな勘違いが幾つも発覚することになります。

2回目は「調整」のはずが「買物同行」?

1回目の予約時に、手持ち靴を沢山持ってこられていたN様。

そこには細幅ブランドの靴がズラリ。

足の計測が初めての方は、手持ち靴チェックをすると「全滅」するのは、いつもの事ですが

N様は流石に色んなサービスを経てきておられるので、サイズのあった靴ばかり。

 

実は当サロンの計測では、以前に他店で受けられた計測結果よりも少し大きめ(足囲B前後)に数値が出ました。

でも、手持ち靴(A~AA)に実際足を入れてチェックすると、サイズは合っていたのです。

ただ、サイズ以外の部分で合っていない所が幾つかあり、そのままでは痛くて履けない状態。

思ったよりも足の縮む方なんだな、サイズは最終的にはA~AAでOK!と言う結論でした。

なので、私のご提案は以下。

「次回この手持ち靴の中からから、調整に進みましょう!」

でも、それから少し経って2回目のご予約内容をみると….、

(あれ?買物同行の予約になってる…。)

少し不思議に思いました。

調整できる候補の靴は3足程度あり、デザインも気に入らない訳ではない様子だったのに。

(手持ち靴にサイズのあった靴があるのに、どうして更に買物同行を…??)

と、思いましたが、色々履いて見たいのかな?位の軽い気持ちで、買物同行は予定通り行いました。

 

で、買物同行の結果は「手持ち靴の方がよっぽど合ってる」だったのです。

それもそのハズ。

N様くらいの細幅になると、買物同行で行ける一般店舗ではほんの数足しか種類がありません。

細幅専門店の靴の方がまだ、あっている物を見つけ易いのは当然です。

そして、買物同行が終わって見てN様が言ったのがこちらのセリフ。

ええ!じゃあ、手持ち靴のサイズはあってるって事ですか?!

よくよく聞いて見て解った事ですが、N様は初回の計測結果を誤解してしまっていた様なのです。

私もこの頃はまだ説明下手で、言葉足らずだったのだと思います。

現在では、「計測の数値はあくまで目安であり、実際の履いて見てチェックした結果の方が真実です。」と伝えています。

足は伸縮するし、靴の方のサイズ表記だってメーカーによって違います。

数値だけに縛られると、失敗の確率が上がってしまうのです。

 

でもこの時は、こんなに強く数字に縛られてしまう方がいるんだ、と言う事を私が理解していなかったんですね。

N様は、こう思われたそうです。

『B』という足囲が自分の本当のサイズで、過去の計測のAはキツすぎた。だから痛かったんだ!!

この『B』と言う結果が、N様には逆に大きな希望になってしまっていたのですね。

その印象が強すぎた様で、最後に行った手持ち靴のチェックの際にサラリと言った、

「実際履いて見たらAでOKですね。この靴の中から次回調整しましょう。」

という言葉は、全く耳には入っていなかった様です。

 

この様に、今までの靴はサイズが間違っていた!と、一気に思考が結びついてしまったのは多分N様がこう思われていたからです。

トラブルの原因=サイズ間違い

(言い換えると、サイズさえ合ってればトラブルはゼロ!!)

上記の言葉を見て、あなたは違和感を感じる事ができましたか?

え?そうじゃないの?

と思った方は、コレからの靴選びが多分迷宮入りします。

勘違い①「トラブルの原因は全てサイズ違い」

靴擦れや、足の痛み、トラブルには大きく分けて原因が以下の3種類あります。

  1. サイズ
  2. 体の歪み
  3. 歩き方

足の計測を受けると数字がバーン!と頭に入ってくるので、強く数字に縛られがちです。

でも、計測って3種類の内の「1.サイズ」だけなんです。

無数にある靴の中で、「大体この辺だな」って当たりをつけるのが計測の役目です。

そして、その周辺の靴を実際に履いてみて、チェックしてもっと細かく絞り込んでいく。

 

その後、実際に外で歩いてみてやっと「2.身体の歪み」「3.歩き方」由来のトラブルが出てきます。

そのトラブルが特定できたら次に着手するのが「調整」。

外出してトラブルがなければサッキーですが、調整なしで履ける靴と言うのはそう多くはないんですね。

だからサイズだけに縛られると、永遠に靴を買い替え続けるだけでぴったりの靴には巡り合えません。

 

N様は完全にここのトラップにハマってしまっておられました。

手持ちの靴は「サイズが間違っているから痛いんだ」と思い込んでおられたんですね。

N様の手持ちの靴たちは「1.サイズ」をクリアした靴で、トラブルはどちらかと言うと「2.身体の歪み」「3.歩き方」の方で出ていたのです。

 

「1.サイズ」以外の原因があるという事を知らなかったので、

2回目の予約が、こちらが提案した「調整」ではなく「買物同行」を選ばれたのです。

B足囲の靴を。買う気満々だったんですね。

でも、やはりBだと大きすぎて無理でした。

「サイズのあった靴を買う」以外の方法がある事を知らないので、買物同行を選んでしまったのです。

実は、当サロンのトップページに貼ってある最も重要なページ(上記の表↑が何を意味しているか知りたい方はクリック!)に記載されている内容は

このN様との経験から言語化が可能になりました。

おかげで今はサロンに来てくださるお客様の多くが、この記事を読んで共感してきてくれています。

サイズが合った靴の方が、より痛くなる事がある。

この事実を明確にお伝えできる様になれたのは、N様のおかげだったりします。

本当に貴重な経験をさせていただき、ありがとうございます!!

「痛いけど、普通に痛いだけ」発言の裏側。

二つ目の大きな勘違い。

それは「結局、靴は全部痛い」と言う思い込みです。

 

コレはかなり前に、同じ勘違いをした方にお会いした事があります。

昔、私がこの会社を始める前に、サービスに需要があるか確認するためのニーズ調査インタビューを行っていました。

その時に出会った、忘れられない方が居たのです。

足を拝見すると、もうボロボロ状態…。

強いハンマートウ・外反母趾・ハイアーチ・タコも無数に合って、さぞ靴には苦労されていそうな足です。

でも「靴のお悩みを聞かせてください。」とお聞きすると、答えは「特にありません。」と。

私は「……………….え………………゚(꒪⌓꒪)」ってなりました。

 

でも、よくよく聞いてみると「痛いですけど、普通位の痛さですから。」とおっしゃったのです。

靴なんて、そもそも痛くない人なんて居ないじゃないですか。

そりゃ、痛いか・痛くないかで聞かれたら痛いけど、世間一般の人が感じてる位の普通の痛さです。

そんな普通の事を、わざわざ悩んだりする必要ないですよね?

と言う意味だったのです。

例えるなら、指を切ったら痛いのは当たり前ですよね。

切らない様に気をつけたりしますが、「なんで私の指は切ったら痛いの…?!」と悩む人はいないでしょ?って事だったのです。

その方の中の前提条件が「100%靴は痛い」だったので、会話に行き違いが生まれてしまった結果でした。

コレは私にとっては大きな衝撃を受けた大事件でしたし、

相手の方も「痛く無い靴を履いている人がいる」と言う事実に、「嘘ですよね?!」とショックを受けておられました。

靴の痛さを、まるで人間の生理現象の様に捉えて、常に足が痛くてもそれが普通の事。

解決したいと言う発想自体が出てこない方がいる、と言う事を知った瞬間でした。

勘違い②「靴は全て痛い」

そんな嘘みたいな話ある?と思われたでしょうか?

でもこの話、N様は「わかる〜〜〜!!」と。

少し前の記事、一足の靴に対して複数回の調整を行う事を「え、そんなことしてもいいんですか?」と行ったのは実はN様です。

初期に調整したパンプス。

サロンの近所の歩行テストだと、問題ないと思ってたけど、長時間履くとやっぱり色々トラブルが出ていたのです。

「でも、パンプスで無痛状態なんで元々無理なんだから、

痛みが出るまでの時間が長くなっただけで十分だよね。」

そんな風に勘違いをされていたのです。

コレも深く会話をしていく中で、勘違いが発覚。

他の方は、一足の靴に何度も調整している事を知り、そこからは怒涛の様に通って頂きました 笑

でも、私も反省なのですがちょっと発覚が遅れました…。

もう少し早くこの行き違いに気がついていたら、会員E様の様にもっと何度も来られていたのかもしれません。

この勘違いに気がついたのは、確か期限切れの2ヶ月程度前だった様に思います。

最終月だけで8回通われ、全部で16回来て頂きました。

実際の施術内容は、part2で詳しく書いていきたいと思います。

 

Written by Kumi Matsumoto

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