自己紹介

初めまして。

株式会社シンデレラ代表取締役の松本久美と申します。

このページを訪れてくれてる方は、きっとファッションが好きで、

その中でも靴が特に大好き!という方が多いのではないでしょうか。

私も靴好きの中の一人ですが、あなたと少し違うのは靴の業界で13年間働いてきた、という点だと思います。

デザイナーとして7年、製造業を6年程度やってきて、

靴のデザイン・ブランディングから、型紙・縫製・つり込み・仕上げ・生産管理に営業…..と、

だいたい靴の流通に関わる部分はすべて経験しました。

私が一人いれば、とりあえず靴を生産する事ができるような状態です(笑)

実は一度、逃げ出した靴業界。

大好きだった靴の業界。

デザイナーとして作った靴が有名セレクトショップに並んだ時は、本当に誇らしい気持ちでした。

でも、実は靴業界は零細企業が多く、私も13年の業界経験の間になんと4度も倒産を経験しています。

私は自分のブランドを持ちたいという夢があり、当時も起業を志していたのですが、

こんなに厳しい業界で自分がやっているけるのか・・・?と不安は大きくなるばかり。

そんな時またしても倒産の憂き目にあい、靴業界に疲れてしまいました。

そして私は、当時何も知らなかったIT業界へ転進を決めるのです。

起業するにしても、この先ITを知らずに生きていく事が難しいと思ったことからの決断でした。

初めて消費者として靴をとらえてみると….

ずっと作り手だった時は、「いかに美しい靴を作るか」という事しか考えていませんでした。

でもIT業界の営業職になった私は、初めてのキレイで巨大なオフィスで、何百人という人が働いている状況を経験します。

営業の外回り、満員の通勤電車、でも営業先に失礼にならないようにフラットシューズは避けたい・・・。

そんな、多くの女性があたりまえに経験している事を初めて体感するのです。

それまでの私は、会社も取引先も全て自転車で通える範囲でした。

取引先というのも資材の仕入先なので、キレイな服装は必要なし。

近くの工場にもよく行くので汚れてもいいように服装はカジュアルでした。

ヒールは好きなのでよく履いていましたが、単にコーディネート重視で選んでいても特に苦しみはなかったのです。

皮肉にも業界から出てみて初めて、女性はこんなにも「ヒールに苦しめられている!」と言う事を身を以て体感したのです。

もう一度自分と向き合った起業

IT会社で二年半近くを過ごしました。

その間、今まで触れたこともなかった様な情報がどんどん入ってきます。

「起業」ではなく「スタートアップ」という言葉。

「世界を変える」なんて言葉が、妙に気になってワクワクが抑えられなくなる自分がいました。

でも、IT業界とはいえたった二年半の経験。

しかも営業の私はプログラミングができるわけでもありません。

では、私の強みはなんなのか。

そう考えた時に答えはシンプルでたった一つしかありませんでした。

「靴」

これしかなかったのです。

でも、正直もうあの不安定な業界に身を置くのは気が進みません・・・。

そこで、もう一度自分と向き合ってみたのです。

私は「靴」が嫌いになったのか?と。

答えは、即答でNO!

アイテムとしての靴は、作り手を離れてからも服よりも買う数が多いし、コーディネートの主役もほとんど靴。

靴好きの私は消えていなかったのです。

そこでやっと気が付きました。

ああ、靴が嫌いになったんじゃなかった。業界での経験に疲れていたんだ、と。

それに気がついた私は、今の私が靴に対して出来ることを考えました。

出た答えが、

ヒールの痛みを無くして、誰もが私の大好きな「靴」をもっと楽しめる世界を作りたい!

と云うのもだったのです。


こんな過去を経て、株式会社シンデレラは2015年に立ち上げた会社です。

現在はリアルのシューフィッターとしての事業と、

その技術をオンライン上で誰もが受けられる様にするヴァーチャルシューフィッターの開発の

二つの事業を行なっています。

会社の事業の詳細についてはこちらをご覧ください。

靴に関わってもうすぐ18年

学生時代にはこんなにも長く靴に関わることになるとは思っても見ませんでした。

でも、今なら一生の仕事になるなと確信をしています。

それほどに、足と靴の事は奥が深く、面白いと感じています。

まだまだ未熟な私ですが、少しでも靴に関する皆様のお悩みを解消できればとおもっております。

 

株式会社シンデレラ

代表取締役 松本久美