「靴の調整」は、誤解されている場合がよく有ります。
あなたはインソール調整ときいて、何を思い浮かべますか?
きっとお店で「ちょっと緩いかな…」と言うとお店の方が入れてくれる、前敷きパッド。
あのイメージではないでしょうか。

でも、プロが行うインソール調整は、サイズの微調整は勿論のこと、足の歪みや、
歩き癖による体重分散による痛みまで考慮して行うかなり高度な専門技術。
それを、プロの指導のもと自分で行うのがこちらのメニューです。
シューフィッティングの中で、最も重要なのがコチラの「調整」。
勿論「足の計測」がなければ靴は選べないし、
特徴にあった靴がないと調整も出来ないので、他の二つも大切では有ります。

料理で例えるなら「足の計測」は材料をリストアップした感じ。
「靴選び」は実際に材料を購入する事です。
いわば、下準備です。
そして「靴の調整」は実際、切ったり、炒めたり、煮たり、調味料を入れたりする「調理」。
下準備だけでは、美味しく食べる事が出来ないのと同じで、
いくら最高の食材を揃えても、調理しなければ美味しく食べる事は出来ません。
当サロンには一定の割合で「オーダーメイドの靴なのに痛くて履けない」と言うご相談が有ります。
せっかくサイズを計測して自分の為に作られた靴。
ぜったりにぴったりだと思いますよね。
でも、実際はそれって最高級の素材を用意した所まで。
調理されていないので、まだ美味しくは有りません。

でも、最高級のお肉は塩をふって焼くだけで最高に美味しい、と言うことと似ていて、
キチンと選ばれた靴は調整を行う事によって、選ばれていない靴よりもずっとずっとフィットします。
もし、あなたがセミオーダーやフルオーダーの靴なのに痛畔はけていないなら、
最後の一手間の「調整」で驚くほどのフィット感を手に入れる事ができる可能性を秘めているかもしれません。
「セルフ」と「お任せ」の違いは、二つ。
- 調整道具がついている
- 実際に手を動かす
お任せコースは、口頭での解説は有りますが基本は施術者が作業を行います。
調整の作業は細かい物も多いので、見ているだけだと「私にもできそう!」と思っていても意外にも難しい場合も有ります。
それを実際に自分の手で行い、やった作業のチェックも受けられるので、間違った場合はすぐにやり直しも可能です。

そしてなんと言っても、一番のメリットが「調整道具」がついている事。
これを手に入れれば、今後は自分で調整にチャレンジする事も可能です。
※ただし、一回の調整で今後全てのケースに対応できるだけのスキルを身に付けるのは難しいと思います。
靴が変われば、足との関係性は変わるので作業内容は毎回異なります。
何度か通わないと、習得は難しいと思われます。