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Cinderella Shoes Lab.代表の松本です。

突然の発表で驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、タイトルの通り、年内でリアルのサロンを閉鎖する事に致しました。

「リアルサロン」の閉鎖ですので、別の形では継続していきますが、今までの様に建物を構えて、月に何十回ものグループレッスンをやる事はもうありません。

理由は、元々の道に立ち返るべきタイミングがやって来たと実感が湧いて来たからです。

サロンとしての暦も長くなって来たので、驚かれるかもしれませんが・・・、

実はこの会社を立ち上げた当初(2015年)は、この様なサロンをやるつもりは全く無かったのです。

創業前に私が持っていた構想は、2019年にZOZO TOWNからリリースされた『ZOZOマット』にかなり似ていました。

スマホで足の計測を行い、靴の内部計測も行ってマッチングを行うWEBサービスの開発を目的として作った会社なのです。

ただ、立ち上げ当初から変わらずある当社の理念は変わっていません。

これが当社が掲げてきた企業理念。

今もこの理念を本気で全うするべくして、邁進しております。

で、現在のリアルのサロン形態では私が対応できる人数に上限があり、私の人生全部使っても企業理念の「この世から」の部分に手が届かないのです。

なぜ、2015年の段階で構想を持っていたのに『ZOZOマット』のような事業を作らなかったのか?というと、意味がないと判断したから。

私も昔は「サイズさえ合えば靴は快適になる」と思い込んでいました。

でも実験の結果は散々。

サイズを合わせても快適な靴に出会える人は少数派、余計に痛くなる人も結構いました。

なので、いくら手軽にスマホで足が計測出来ても、それが快適な靴を手にいれる事と結びつかないのなら事業化する意味はないですよね。

だから私はその構想を一旦手放し、快適な靴を手にいれる為の条件は何なのか?という謎に取り組む為に、このサロンをスタートしたのです。

余談ですが、当サロンの名前がCinderella Shoes Lab.なのはその名の通り、このサロンが私にとって「研究室(ラボ)」だったからなのです。

ありがたい事に、2015年にスタートした当社は2024年で丸9年間が経過、そして10年目がスタートします。

2015年には、手も足も出なかった「足と靴がぴったりになる謎」の大部分が解けてきたのです。

昔は、トラブルを解決できなかったらどうしよう、と言う緊張感はありつつ、難しい問題に取り組む事にどこかワクワクして、毎回次への課題と達成感がありました。

でも謎が少なくなり、いつしか施術は無理なくこなせる「作業」になっていったのです。

ワクワクが少しずつ、どこかへ消えていっているのを感じていました。

私は日記が習慣になっているので読み返してみると、2020年にはもうモチベーションの維持が難しくなってきていた様です。

でも私にとって強烈に記憶に残っているのは創業当初の売れなかった記憶。

売上もないからずっとダブルワークで、早く一本で自分の仕事を成り立たせたいとガムシャラに頑張っていました。

でも今は、YouTubeなどを見てくれる人も少しずつ増え、枠さえ広げれば売上は上がって行く。

創業当初と比べると、どんどん申し込みが入るなんて考えられません。

「ワクワクしない」なんて贅沢すぎる悩みは捨てて、今はどんどんお客様を受け付けるんだ!と2023年の夏にはオンライン会員もスタートさせ、今までの二倍の予約枠にしました。

モチベーションは上がらなかったけど「自分が怠惰なだけ」と、気持ちに鞭打って奮い立たせていました。

無駄に日記などでメンタルコントロールが上手だったのも、間違った延命作業に拍車をかけてしまった様です。

そして、オンライン会員をスタートさせて数ヶ月後の2023年の秋頃から徐々に体調が優れなくなってきたのです。

仕事へのモチベーションが保ちづらくなり、物忘れが増え、頭が回らない、朝起きたくない。

そこに少々難しい、トラブルが発生しました。

自分でもびっくりするほど、急激にメンタルがやられてしまい、何もできなくなりました。

そして2024年の2月、創業して以来初の1ヶ月間の長期休暇を頂きました。

その一ヶ月のお休み中に色々考えた結果が閉鎖です。

(あ。今現在、完全にメンタルは回復しましたよ!)

今現状通ってくださっているお客様の顔などもチラつきましたが、元々の企業理念を思い返し、やはりそれを貫きたいと思った次第です。

もう、データは十分に集まったんです。

Cinderella Shoes Lab.は次のステージに移行します。

 

と言うわけで、今年の年末でリアルのサロンは手放します。

来店・オンラインを含む対面サービス(リアルタイムで会話するタイプ)をご希望の方は、年内に来てくださいね。

2025年1月からに急にゼロにはしませんが、数はかなり減らして、金額も上がると思いますので。

対面サービスを減らす代わりに、2025年には動画スクールをスタートさせる予定です。

動画だと難しいことは解りにくい・・・?なんて思われる方もいるかも知れませんが、いつでも何度でも見返せる動画は、対面よりも素晴らしい面が沢山あります。

また、今までやってこなかったのですが、もうウチの技術は私の頭の中では体系立てられています。

今までの対面サービスは、体系立てておらず、やった内容はお客様自信が記憶してもらうスタイルだったので、忘れちゃう方もいました。

今回作成する動画スクールでは、今までにはなかった「型」みたいな物をご提示する予定です。

何度でも繰り返し必要な部分が見返せるので、対面よりも解りやすいかも知れませんよ。

そして、動画スクールの完成後の私には、今よりも時間ができるはずです。

動画スクールでは「靴が痛い人をこの世から消し去る。」が実現するとは思っていないので、さらに新規事業に取り組んでいきます。

2015年頃の構想では無理だとわかっているので、ZOZOマットの類似サービスではありません。

おそらく、まだ誰も誰も見た事のない、全く新しいサービスを作りたいのです。

今、ワクワクを取り戻し始めている自分がいます。

詳しい内容はまだ、秘密ですが🎵

実現可能かもまだ分からないのですが、無謀と思えるような事にチャレンジしているのが私の幸せなんですよね。

2028年位にリリースできたらいいなと思っているので、ぜひお楽しみに!!